2005 Fiscal Year Annual Research Report
フリッケゲル線量計による定位放射線照射と高線量率組織内照射の3次元線量分布解析
Project/Area Number |
17790840
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Research Institution | National Institute of Radiological Sciences |
Principal Investigator |
野田 真永 独立行政法人放射線医学総合研究所, 重粒子医科学センター病院治療課, 研究員 (60396645)
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Keywords | ゲル線量計 / 放射線 / 磁気共鳴画像 |
Research Abstract |
研究の目的 高粘度のグルコマンナンをゲル基剤に用いるフリッケゲル線量計を作成し,その線量分布をMRI画像から変換して3次元線量分布を作成し,その精度を検証する. 定位放射線照射や高線量率組織内照射の線量分布をフリッケゲルとMRIを用いて3次元画像を取得し,線量分布を3次元的に計測する.そして,治療計画線量分布図とMRIフリッケゲル線量分布の整合性を検討する. 研究実施内容 1.フリッケゲル線量計は1mM/L Fe(2+)-0.2M/L硫酸-4%グルコマンナンを作成し,用いる.発泡スチロール容器にこのゲルを充填させ,ファントムとした. 2.ファントム外側からミューレットテンプレートを通して,トロカールポイントニードルを刺入し,ファントム内でIr-192の照射を行った.ニードルを1本刺入し,calibration用として1点照射を行い,中心線源からの距離でT2値をMRI解析ソフトを用いて計測し,同時にR2値も算出した.MRI画像-線量分布変換ソフトによって得られた線量分布図と治療計画機による線量分布図との整合性を検証した、線量-R2の直線性が成立する範囲は0〜30Gyと分かった(R=0.99).また,ニードル10本をファントムに刺入し,高線量率前立腺組織内照射を模した照射を行った.照射されたファントムをMRI撮像(1.5テスラ,ヘッドコイルを使用,スピンエコー法においてマルチエコーシーケンス)し,得られた画像情報をcalibrationデータを用いて線量変換し,線量分布を検証した. 3.Co-60による外照射では線量-R2は0〜40Gyで直線性が成立した(R=0.99).
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Acute genitourinary toxicity after high-dose-rate (HDR) brachytherapy combined with hypofractionated external-beam radiation therapy for localized prostate cancer : correlation between the urethral dose in HDR brachytherapy and the severity of acute genitourinary toxicity.2005
Author(s)
AKimoto T, Ito K, Saitoh J, Noda SE, Harashima K, Sakurai H, Nakayama Y, Yamamoto T, Suzuki K, Nakano T, Niibe H.
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Journal Title
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 63
Pages: 463-471
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