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2005 Fiscal Year Annual Research Report

血小板に含まれるBMP活性増強因子の血中レベルを亢進させた遺伝子改変マウスの解析

Research Project

Project/Area Number 17791011
Research InstitutionSaitama Medical University

Principal Investigator

福田 亨  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (20301492)

Keywords骨形成 / BMP / トランスジェニックマウス
Research Abstract

骨は、運動器官・支持器官としての強度と血中カルシウム濃度の恒常性を保つため、一生涯において形成と破壊を繰り返している。通常、骨形成と骨破壊のバランスは一定に保たれているが、この平衡状態が崩れると骨粗鬆症に代表される骨量の減少を伴う骨疾患を発症する。近年、我々を含めた国内外いくつかの研究グループにより、骨吸収のメカニズムが分子レベルで解明された。その成果は臨床の場に応用されつつあり、骨吸収を抑制する方法として極めて有望な結果が報告されている。一方、骨形成のメカニズムは不明な点が多く、骨粗鬆症や骨折などによって減少した骨を再生する方法も未だに確立されるに至っていない。今日において急速に増加している骨粗鬆症をはじめとする骨量減少を伴う疾患を治療するためにも、骨形成メカニズムを分子レベルで解明することは非常に重要であると思われる。
最近、我々のグループは血清成分におけるBMP活性増強因子を探索し、そのタンパク質を同定することに成功した。これまでに本因子はin vivoにおいてもBMP活性を増強し、BMPによる異所骨形成を促進することを明らかにしている。しかし本因子はその性質上、血清中には検出されるものの、血漿中には極微量しか存在しない。そこで本研究では、本因子の生理的骨代謝や病的骨形成における役割をin vivoで解明するため、本因子を高発現することで血漿レベルを亢進させたトランスジェニックマウスの解析を目的に研究を進めている。
現在までにヒト型のBMP活性増強因子を導入した数系統のトランスジェニックマウスの作出に成功している。今後は得られたトランスジェニックマウスでのヒト型BMP活性増強因子の発現部位、および発現量を確認する共に、骨組織における導入遺伝子の詳細な解析を行う予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] BMPと骨代謝疾患のゲノム学2006

    • Author(s)
      片桐岳信, 福田亨
    • Journal Title

      ゲノム医学 6巻1号

      Pages: 39-43

  • [Journal Article] BMPアンタゴニストの発現と機能2005

    • Author(s)
      片桐岳信, 福田亨
    • Journal Title

      日本臨床 63巻10号

      Pages: 404-408

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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