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2005 Fiscal Year Annual Research Report

トランスジェニックブタを用いた冠動脈攣縮機構の解明と麻酔薬作用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17791052
Research InstitutionWakayama Medical University

Principal Investigator

木本 吉紀  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (20316110)

Keywords冠動脈 / K+チャネル / Rhoキナーゼ / 揮発性麻酔薬
Research Abstract

血管内皮を機械的に除去したブタ冠動脈のリング上標本(内径2mm)で以下の実験を行った。
1)等尺性張力変化
内因性Rhoキナーゼ活性薬Sphingosylphosphorylcholine(SPC 0.01-10μM)による等尺性張力変化を測定した。SPCは濃度依存性にツタ冠動脈を収縮させた。次にSPCによる収縮の15分前に揮発性麻酔薬セボフルラン(0.5-2MAC)または選択的Rhoキナーゼ拮抗薬Y27632(2μM)を血管標本に付加し、SPCによる収縮反応を検討した。セボフルランはSPCによるブタ冠動脈の収縮反応を濃度依存性に抑制した。選択的Rhoキナーゼ拮抗薬Y27632はSPCによるブタ冠動脈の収縮反応を完全に抑制した。
2)細胞内カルシウム濃度と等尺性張力変化の同時測定
ラットにおいてpreliminary studyとは実験の設定が異なるため、実験結果が不安定であり実験を継続中である。
3)細胞内RhoA、Rhoキナーゼ活性の測定
ブタ冠動脈標本を10μMSPCで20分処置し、この時の血管平滑筋内RhoA、Rhoキナーゼをウエスタンブロット法で測定を行っている。現在、実験を継続中である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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