2005 Fiscal Year Annual Research Report
前立腺癌に対するantiapoptotic遺伝子標的アンチセンスオリゴ治療の検討
Project/Area Number |
17791075
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山中 和樹 神戸大学, 医学部附属病院, 助手 (50379369)
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Keywords | 前立腺癌 / アポトーシス / 抗癌剤 |
Research Abstract |
・LNCaP細胞を含む前立腺癌細胞株を用いてBcl-2、Bcl-xLおよびclusterinの発現の状態を検討したところ各々発現を認めたが発現の程度は細胞によって異なった。 ・Bcl-2およびBcl-xLを標的としたアンチセンスオリゴを用いてLNCaP前立腺癌細胞株での、Bcl-2、Bcl-xL、clusterinのRNAレベル、蛋白レベル、細胞レベルへの効果の検討を行なったところRNAレベル、蛋白レベルで標的遺伝子は有意に低下し、細胞増殖抑制効果を認めた。 ・アンチセンスオリゴと抗癌化学療法の併用効果については前立腺癌細胞株LNCaPを用いて検討中である。具体的にはドセタキセル、パクリタキセル、ミトキサントロンの3薬剤との併用抗腫瘍効果をクリスタルバイオッレを用いてmitogenic assayで測定したところいずれの抗癌剤を用いた場合でも抗腫瘍効果が増強されることが認められており、その他の薬剤の効果について検討しているところである。
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