2006 Fiscal Year Annual Research Report
ホルモン不応性前立腺癌におけるIGFBP-rP1を用いた新治療法の基礎的検討
Project/Area Number |
17791077
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
石 光広 広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (80372697)
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Keywords | IGFBP-rP1 / Docetaxel / 放射線 / 前立腺癌 |
Research Abstract |
1)IGFBP-rP1導入PC-3細胞(PC-3rP1)に対する抗腫瘍剤(Docetaxel)の併用による効果をin vivo(ヌードマウス)を用いて検討した。5〜7週齢のヌードマウスにPC-3およびPC-3rP1をマウスの左右の背部に1x10^6個皮下注射。1日後にDocetaxel25mg/kgの腹腔内投与を行い、腫瘍容積の、比較検討を行った。投与後35週目までの観察期間においてPC-3に対しPC-3rP1の腫瘍容積は対照群、Docetaxel投写群ともに縮小を認めた(P<0.05)。また薬剤の検討においては、PC-3では対照群、Docetaxel投与群の両者に腫瘍容積の差を認めなかったのに対し、PC-3rP1ではDocetaxel投与群においては対照群と比べ腫瘍容積の縮小を認めた(P<0.05)。IGFBP-rP1導入PC-3細胞ではより低量のDocetaxel投与での腫瘍増殖抑制効果を認めた。 2)IGFBP-rP1導入PC-3細胞(PC-3rP1)の放射線感受性の細胞周期パターンについての検討。PC-3rP1に放射線8Gy照射後、FACS Caliburを用いて細胞周期を測定した。照射後24時間でG2/M arrestの割合は98.1%に著増し、前回(平成17年度)に検討し,た、抗アネキシン抗体によるアポトーシス解析における抗アネキシン陽性細胞の割合の増加を支持する結果となった。
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Research Products
(1 results)