2005 Fiscal Year Annual Research Report
婦人科癌の血管新生因子とP53及び性ホルモンとの関連に関する検討
Project/Area Number |
17791144
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
堀内 新司 福岡大学, 医学部, 助手 (70360302)
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Keywords | 癌 / シグナル伝達 |
Research Abstract |
A)造腫瘍能とステロイドレセプターの関連の解析 1)正常細胞由来の細胞株(NIH3T3細胞)を用い、Rasによって造腫瘍能を獲得した細胞においてプロゲステロンレセプターB(PR-B)の発現が有意に蛋白・mRNAともに減少した。 2)過剰刺激もしくは阻害剤、アンチセンスやsiRNAを用いてシグナル伝達を解析した。PR-Bによる細胞増殖抑制は上流にPKA、下流にp27の存在を明らかにした。 3)上記の旨をECRに報告を行った。 B)臨床検体の採取およびRNA抽出とcDNA合成 1)インフォームドコンセントの得られた患者の手術摘出標本より、子宮体部腫瘍(子宮筋腫・子宮内膜癌)と周囲の正常子宮筋・正常内膜を採取しRNA抽出とcDNA合成を行った。 C)細胞株の樹立・培養 1)子宮内膜細胞株(RENT4細胞)を用いてrasのドミナントポジティブをトランスフェクションし細胞株を樹立した。 2)子宮内膜癌細胞株(HHUA・HOUA・HEC1・ISHIKAWA細胞)の培養を行い、RNA抽出とcDNA合成を様々な条件下に行った。 D)Real-time RT-PCR(TaqMan)で用いるプローブおよびプライマー作成
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