2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17791235
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
藤原 裕丈 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (50379757)
|
Keywords | 遺伝子 / DNAコンピュータ |
Research Abstract |
1)家系調査を岡山大学医学部・歯学部附属病院眼科外来を受診した眼振患者について行い、1家系6人の眼振を有する家系を見出した。岡山大学医学部倫理委員会で承認された規定に従い、血液採取の同意を得るべく説明中である。家系調査は引き続き継続して行っている。 2)血液が採取されている1家系7人(先天眼振保有者5人)について、今までに報告されている先天眼振関連遺伝子候補領域6p12,13q31-q22近傍のマイクロサテライトマーカーを用いて、ABI310 Genetic Analyzer^<TM>により遺伝子型を決定した。その後コンピュータプログラム(Gene Hunter^<TM>)を用いて遺伝統計解析を行い、LODスコア,Nonparametric linkage(NPL)スコアを算出し、連鎖の有無を検討した。その結果、この家系でも6番染色体の領域において、先天眼振と連鎖している可能性が示唆された。この成果は第61回日本斜視弱視学会で報告した。 3)血液が採取されているその他の家系については、マイクロサテライトマーカーを用いて、現在全染色体領域の遺伝子型決定を現在行っている。また並行してコンピュータプログラム(Gene Hunter^<TM>)を用いて遺伝統計解析を行い、LODスコア,Nonparametric linkage(NPL)スコアを算出している。
|