2005 Fiscal Year Annual Research Report
歯槽骨吸収・再構築と活性酸素・フリーラジカル連関の解明-創薬・治療への基礎的検討
| Project/Area Number |
17791334
|
|---|
| Research Institution | Kanagawa Dental College |
|---|
Principal Investigator |
庄司 洋史 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (90277913)
|
|---|
| Keywords | 一酸化窒素 / 電子磁気共鳴(ESR)法 / 歯槽骨吸収 |
|---|
| Research Abstract |
平成17年度は以下の実験に着手するための素地を整えた。
【実験I】フリーラジカルノックアウト動物を用いた病態モデルの作成と組織学的検討
種々ノックアウト動物(NOS KO, NADPH oxidase KO,インスリン欠損など)を用い,P.gingivalis oral challengeを基本とした歯周疾患モデル動物の作成から着手する。歯周疾患モデル動物の組織学的検討,更に培養細胞の顕微鏡レベルでの細胞学的比較検討を組織染色,活性酸素発光法などを用いて行う。
【実験II】培養細胞サンプルのX band in vitro ESR解析-タンパク・RNA発現を含めた分子細胞レベルでの生理,生化,薬理学的検討と実験的方法論の確認-
実験Iで確立したモデルを用い,病態モデル動物由来細胞のタンパク・RNA発現を含めた分子細胞レベルでの生理,生化,薬理学的検討,そして病的骨吸収過程と活性酸素・フリーラジカル連関の解析に移行する。骨吸収に関与するタンパク・RNA発現解析には,Western-blotting法,PCR法などの通法のほか,必要に応じて適宜最適な方法を選択する。
【実験III】ラジカルスカベンジャー,供与剤を用いた歯槽骨吸収-リモデリングin vitro解析
実験I, IIを礎に,ラジカルスカベンジャー,供与剤を用いた"歯槽骨吸収とリモデリング-フリーラジカル連関の解析"に着手している。また本結果を次年度課題にシフトさせる予定である。
|
Research Products
(1 results)
