2006 Fiscal Year Annual Research Report
放射線科におけるインフォームド・コンセント支援の為のナビゲーションツールの開発
Project/Area Number |
17791347
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
市原 隆洋 福岡歯科大学, 歯学部, 診療放射線技師 (80399196)
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Keywords | 放射線 / インフォームドコンセント / コンテンツ / 医療・福祉 / ナビゲーションツール |
Research Abstract |
本研究目的は放射線検査において、患者に「放射線とは何か、浴びても平気なのか」といった疑問や不安を抱かせたまま同意を得ている現状を改善する為の、インフォームドコンセント支援用ツールの開発である。ツールの作成に当たって昨年度に行った患者、医師、歯科医師へのアンケート調査により放射線や放射線科における検査に対してのイメージを把握する事ができた。 そこで今年度は、放射線科ナビゲーションツールとして、ペンタブレット用ツールを試作した。 ナビゲーションツールのコンセプト 1.アニメーションや動画でわかりやすく説明する。 2.ペンタブレット方式のディスプレイを用い、操作を容易にする。 3.著作権フリーもしくはオリジナルのイラストを使用し、患者の画像は使用しない。 ナビゲーションツールのコンテンツ 1.放射線についての説明(被爆の影響や放射線の性質、身の回りの放射線についてなど) 2.放射線科での検査についての説明(検査の目的や方法、注意点など) ツール作成用ソフトおよび患者閲覧用システム 1.Macromedia DREAMWEAVER MX 2004 2.Macromedia FLASH MX 2004 3.液晶ペンタブレットWACOM DTI-520(Internet Explorer 6.0にて動作) FLASHを用いたアニメーションや動画を活用した説明方法、ペンタブレット方式による操作は放射線科におけるインフォームドコンセント支援用ツールとして有効であると思われる。来年度はモバイル型・PC用ツールなど様々なシチュエーションに適したツールを作成し、放射線科ナビゲーションツールを実際の臨床で使用する。
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