2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17791427
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
松永 興昌 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (50389409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 尚志 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (60330966)
藤 加寿子 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (60389418)
都築 尊 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (70330967)
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Keywords | インプラント / 軟組織 / 線維芽細胞 / コラーゲン |
Research Abstract |
【研究実績の概要】平成17年度から平成18年にかけて本研究に関する以下3つのことを行った。1つ目としてインプラント周囲軟組織の創傷治癒の傾向と治癒に対する考察を行う目的で,平成17年度にインプラント治療を行った総120名に対しての基礎実験データ収集を行った。内容として年齢,性差,歯肉の厚さ,喫煙の有無等に全身的既往歴と疾患に関する項目を加えて詳細な考察を行った。本大学病院を受診されるインプラント患者は年齢性差ともに有意差がなく,今後行う被験者として十分に実験を行うことが出来ることが示された。また,喫煙の有無等に全身的既往歴と疾患に関する項目では,バラつきが大きく実験被験者として用いることが困難であり本大学の口腔インプラント診療部の患者を含めることで実験を進めなければならないことが示された。2つ目は,近年報告(過去5年以内)されているインプラント周囲軟組織に関する臨床論文と基礎論文の文献的分析と考察を行った。近年のインプラント治療は審美性と治療期間の短縮に対しての項目が中心となっており,治療の成功の重要な因子としてインプラント周囲の付着歯肉の獲得と維持に関する臨床論文が多く発表されているが,その生物学的な考察や基礎実験の詳細は示されていないことが明確であった。3つ目として,患者のインプラント治療術前に撮影されたCT画像をシュミレーションソフト(Simplant Pro【○!R】)を用いて口蓋粘膜の厚みと年齢,性差,喫煙に対する考察を行い有意義なデータを収集することができた。また,アメリカ人との歯肉粘膜の厚みの比較を行いインプラント治療時に行われる粘膜移植術に関する考察を行った。その詳細と内容を平成17年日本口腔インプラント学会総会,および海外のインプラントシンポジウムにて口頭発表およびポスター発表をおこなって本実験のこれからの展望と詳細について活発に討論を行った。
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