2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17791427
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
松永 興昌 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (50389409)
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Keywords | インプラント / 軟組織 / 線維芽細胞 / コラーゲン |
Research Abstract |
臨床においてインプラント治療における術前の診断は、口腔内診査、模型診査およびX診査から行われる。その主たる目的は、骨量の計測と診査に用いられる。それらの観点から、軟組織の術前診断と治療後の軟組織の量と形態の予測は非常に困難であると考えられる。今年度、我々は保存不可能と診断された歯牙を抜歯すると同時にインプラント体を埋入する事で、抜歯後の軟組織の吸収を最小限にとどめるようにする抜歯即時インプラント埋入術式を積極的に用いた。それらの臨床症例を企画的に術前から術後にいたるまで、模型とX線計測を行い軟組織のインプラント治療における解剖学的な変化の計測を数値化した。これらの結果は、治療期間中および治療終了後1年以上のフォローアップを行い、インプラント治療における軟組織の変化とその術前診査・診断に関する考察を行った。これらの研究成果は、臨床統計的データ化し国内をはじめ海外のインプラント学会にて発表することができた。今後、これらのデータを元に術前時の診査項目の見直しをおこないつつ、新たな術前診断法の開発に役立てたいと考える。今後の方針として、人軟組織の術前とインプラント治療中および治療終了後の組織的な変化から考察したいと考えている。患者に対する倫理問題と同意書の作成から行っていく予定である。
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Research Products
(1 results)