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2005 Fiscal Year Annual Research Report

蛋白質導入法およびsi-RNAを用いた口腔癌に対する治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 17791433
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

足利 雄一  北海道大学, 病院, 助手 (70372258)

Keywords口腔扁平上皮癌 / 蛋白導入 / MTT assay / invasion assay / Zymography
Research Abstract

本年は市販されている細胞株を用い,in vitroにて細胞内蛋白質導入を行い以下の結果を得た.
GST-K_8遺伝子の入った蛋白産生用プラスミド(pGEX-KG)から大腸菌を用いて同蛋白を産生・精製し,口腔扁平上皮癌細胞株(HSC2,HSC3,HSC4,SAS,Ca9-22,KON,SCC4,OSC19,OSC20,KOSC-CL,Ho-1-N1,Ho-1-μ1)に導入したところ,株によってその導入効率に大きな差が生じることがわかった.導入効率の差は,口腔扁平上皮癌の原発部位とは全く関係が見られなかったため.そこで,それぞれの口腔扁平上皮癌細胞株の性質と蛋白導入効率との間に関連性があるか検討するために,これらの細胞株の性質を調べ,以下の結果を得た.
・MTT assayを行った結果,増殖速度は,HSC2,HSC4,SASおよびCa9-22が速く,HSC3,KON,OSC19,OSC20およびHo-1-N1が中等度で,SCC4,KOSC-CLおよびHo-1-μ1に関しては増殖速度は遅かった.
・Fibronectinに対するinvasion assayを行った結果,HSC2,HSC4,OSC20およびKOSC-CLが転移能を有することが明らかとなった.
・Galatin-Zymographyを行った結果,Ho-1-μ1を除くすべての株が活性型MMP2を産生することが明らかとなった.特に,HSC2,HO-1-N1,KONおよびKOSC-CLにその産生が多く見られた.
現在もGST-K_8遺伝子蛋白導入量と口腔扁平上皮癌細胞株との差について検討中である.
今後GST-K_<10>およびGST-K_<12>の蛋白導入についても検討する予定である.

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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