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2005 Fiscal Year Annual Research Report

神経栄養因子の歯根膜神経改造への関与〜歯の移動実験モデル〜

Research Project

Project/Area Number 17791519
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

原田 史子  新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (00397150)

Keywords歯根膜 / 三叉神経節 / 神経栄養因子 / 神経栄養因子受容体
Research Abstract

これまでの我々のtrkBのリガンドである脳由来神経栄養因子(brain-derived neurotrophic factor : BDNF)を人為的に欠損させたヘテロ型マウスの歯根膜神経の解析実験により、BDNFがルフィニ神経終末の生存、再生に深く関わることを強く示唆した。さらに、この実験結果はBDNFに加え、NT4/5、NGFなどの他の神経栄養因子の関与が想像された。本研究では,予備実験として、BDNFとともにtrkBのリガンドとして作用するneurotrophin-4/5(NT-4/5)のホモ型遺伝子欠損マウスを用いて、同マウス切歯歯根膜における歯根膜神経について検討し,以下の結果を得た。
1.神経特異タンパクの一つであるprotein gene product 9.5の免疫細胞化学と画像解析法を用いて,ホモ型マウスでは野生型に比べ、20%弱の神経分布密度の低下を観察した。またホモ型マウスでは野生型でみられるような成熟した歯根膜ルフィニ神経終末を欠いていた。
2.歯根膜ルフィニ神経終末を支配する三叉神経節を取り出し、total RNAを抽出した。NT-4/5に結合する高親和性神経栄養因子受容体であるtrkBおよび低親和性神経栄養因子受容体(low affinity neurotrophin receptor : p75-NGFR)の発現状態を、Real-time PCR法にて検討したところ、ホモ型マウスと野生型マウスでは相違は認められなかった。
3.歯根膜でのtrkB、p75-NGFRのタンパク発現状態を免疫細胞化学的に検討したところ、ホモ型マウスと野生型マウスでは相違は認められなかった.

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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