2007 Fiscal Year Annual Research Report
がんの子どもの日常生活における自己決定と親子のコミュニケーションを支える看護援助
Project/Area Number |
17791618
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
宮城島 恭子 Hamamatsu University School of Medicine, 医学部, 講師 (60345832)
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Keywords | がんの子ども / 意思決定 / 自己決定 / 日常生活 / 健康管理と社会生活 / 親子 / コミュニケーション / 看護 |
Research Abstract |
1.19年度:がんの子どもと健康な思春期の子どもの、日常生活(健康管理と社会生活)上の意思決定に関する質問紙調査 がんの子どもと健康な思春期の子どもの、日常生活(健康管理と社会生活)上の意思決定とその関連要因を把握するための質問紙を再検討・修正した。再検討にあたっては、予備調査の結果を踏まえ、再度文献検討を行い他の概念との再比較を行ったり、スーパーバイズを得るなど慎重を期した。また、がんの子どもと健康な子どものそれぞれの特徴を念頭に置きつつ、双方の子どもたちがより健康に心理・社会的側面の発達をとげながら生活するための援助を考慮した。修正内容は、主に意思決定を把握する側面と、意思決定の具体的場面(項目)であり、双方の子どもたちに共通する内容については、特に双方が答えやすい表現方法になるよう留意した。 質問紙の内容は、がんの子どもと健康な思春期の子どもに共通として、属性、日常生活の健康管理や社会生活への参加に関する意思決定(意思決定の方法および自己決定の程度、意思決定の満足度、満足度が高くより健康に過ごすための意思決定の具体的な経験)、親や周囲との関係性、自己に対する認識等である。がんの子どもの質問紙では、小児がんという疾患を経験することに伴って生じる意思決定場面について加え、疾病因子は診療録より調査することとした。修正した質問紙を用いた調査を産休・育休による中断期間の後に行う予定である。
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