2005 Fiscal Year Annual Research Report
障害児の家族の危機的状況の把握・看護介入方法に関する研究
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17791631
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
山本 美智代 首都大学東京, 健康福祉学部, 准教授 (00269515)
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Keywords | 障害児看護 / 家族介入 / 問題発見 |
Research Abstract |
1.研究目的 障害児の看護に携わるベテラン看護師がどのような方法によって,家族の構成員間の潜在的な問題を発見するのか,また,浮上した問題に対してどのような介入をしながら解決まで導いているのか,その具体的な方法を明確にすることを目的としている. 2.研究方法 障害のある子どもや家族への看護を専門に提供する病院の看護部に研究協力の依頼を行い,家族に対して一歩ふみ込んでかかわることのできる看護師を紹介してもらった.平成17年度は看護師5名に聞き取り調査を実施した(外来部門も看護師3名,病棟看護師2名).聞き取りでは,これまでのご家族とのかかわりの中で,どのような状況時にご家族にふみ込んだ関わりをしてきたのか,その具体的な介入方法と,問題がみえた際の解決方法について更に話を進めた.聞き取りの時間は1時間30分〜2時間であった. 3.分析結果 聞き取りをした5名のデータを分析した結果,《異変の察知》,《母親の思いの表出》,《表出を促すふみ込み》,《表出を閉ざすふみ込み》といった4つのカテゴリーが表出した.また,家族間の問題を把握するために,これらの結果がどのようなプロセスで表出するのか,カテゴリー間の関連がわかってきた.しかし,この結果は一つの方法にすぎないということと,表出までに要する時間は,外来や病棟での家族とのかかわりの頻度や時間によって異なることが予想され,更に対象者への聞き取り調査を進める必要がある.
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