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2005 Fiscal Year Annual Research Report

クリティカルケアにおける意識障害患者の家族に対する看護ケアに関する研究

Research Project

Project/Area Number 17791646
Research InstitutionKochi Women's University

Principal Investigator

平原 直子  高知女子大学, 看護学部, 助手 (80382399)

Keywordsクリティカルケア / 家族 / 意識障害患者 / 看護介入 / 看護行為
Research Abstract

国内外の過去10年間の先行論文・解説資料からクリティカルケアに関する看護技術を抽出したが、その中で使用されている看護技術に関する用語は様々な表現であった。本研究の目的は、意識障害患者の家族へのケア技術を明らかにすることであり、多くの看護師が共通認識できる看護技術の用語が必要であると考えた。そこで、看護技術に関しては、日本看護科学学会看護学学術用語検討委員会によって作成された看護行為用語と、看護介入分類(NIC)を基に検討した。その結果、意識障害患者の家族へのケアとしては【意思決定支援】【家族関与促進】【価値明確化】【患者権利擁護】【ギルトワーク促進(罪悪感緩和作業促進)】【グリーフワーク促進(悲嘆緩和作業促進)】【認知再構築】の6つが特に重要であると考えられた。これらの介入に対し、NICでは既に一連の具体的な看護行動が示されている。しかし、患者の症状の違いや国・文化による違いが生じることが考えられる。また、既存文献の検討からは、ケアの中には家族へ直接働きかけて効果が期待できるものと、それ以外に、別の目的の看護行動が家族への支援となりうるものがあり、介入一つに対する効果や影響を限定することの困難さも考えられた。そこで、今後計画している看護師に対するインタビューでは、抽出された6つの介入を柱に置きながら、それらに限定せず、意識障害患者へのケアおよびその家族へのケアがどのような意図で行われ、またそのケアの効果としてどのような反応(効果)があったのかを聞き、そのケアの構造を明らかにしていく。現在、研究協力施設への依頼をし、時期・対象について交渉中。本学の倫理審査委員会への提出資料の作成中である。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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