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2007 Fiscal Year Annual Research Report

小児・大人との混合病棟における看護師の実状と専門性の検討

Research Project

Project/Area Number 17791663
Research InstitutionThe Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing

Principal Investigator

山村 美枝  The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing, 看護学部, 准教授 (20277891)

Keywords小児 / 混合病棟 / 看護師 / 成人患者 / 入院
Research Abstract

本研究は、小児と大人との混合病棟(以下、混合病棟)における看護師の実状と専門性を明らかにすることを目的としている。平成19年度は、平成17年度の調査継続として全国200以上で混合病棟を有していると思われる病院に質問紙を送付した。その結果、352施設中150施設より返答(回収率42.6%)があった。回答のあった150施設中94施設(62.7%)は混合病棟を有していた。22施設(14.7%)は子どもだけが入院できる小児病棟を有していたが、34設(22.7%)は小児病棟も混合病棟も有していなかった。
平成17〜19年度の質問紙調査と看護師によるインタビューの結果より下記のことが明らかになった。
病院開設時より混合病棟であった施設は108施設(71.5%)であり、小児病棟に成人患者が入院している混合病棟は15施設(9.9%)、成人病棟に小児患者が入院している混合病棟は19施設(12.6%)であった。
混合病には、小児科医不足や入院する小児患者数の減少により小児患者だけで一病棟確保できず混合病棟になった施設がある。そこに勤務する看護師にとって、子どもの体重や年齢にあわせた薬液量や点滴量の調整など小児看護特有の技術習得の難しさや、育児経験の少ない両親の戸惑いに合わせたコミュニケーションのとり方、乳幼児期の子どもとのコミュニケーションの困難さが明らかになった。しかし、混合病棟で勤務している看護師は、子どもと大人を同時に看護することについて、小児看護の経験のある看護師からケアや接し方を学んだり、研修会に参加したりして積極的に実践に活かせるようにしていた。そして、現在の子どもを取り巻く環境を考慮すると混合病棟として子どもも大人も同時にケアをすることに今後取り組んでいかなくてはならない課題だと前向きに感じていたことが明らかになった。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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