2020 Fiscal Year Annual Research Report
しなやかなシステムを実現するマルチビュー実行時モデルフレームワーク
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17H00732
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
本位田 真一 早稲田大学, 理工学術院, 教授(任期付) (70332153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉岡 信和 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 准教授 (20390601)
鄭 顕志 早稲田大学, 理工学術院, 准教授(任期付) (40434295)
石川 冬樹 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 准教授 (50455193)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 自己適応システム / 実行時モデル / 協調プランニング |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は実証実験を行う予定であった.2020年度の実証実験では,当初は2019年度に行われた評価実験の結果を踏まえ改良したフレームワークをIoTシステムドメインに適用し,実システムの開発・運用状況を模擬した実験を通じて,実用性の観点で評価を行う予定であった.パンデミックの影響で実証実験の準備が遅れ,2022年度まで実験延期となったが,2022年度には開発したフレームワークを用いて,バス内の空調管理・監視システムを題材とした実践的な規模のIoTシステムを開発し,物理環境の変化やセキュリティアタックに対する実行時の品質維持能力,適応速度,開発効率について評価した. [実施項目 4] 実証実験,成果公開(担当:本位田,鄭) 本フレームワークの有効性と汎用性を評価する実証実験を行った.有用性を評価するため,実際にシステムを開発,運用し,セキュリティアタック,ハードウェア故障,利用の劇的な集中といった環境変化に対する品位維持能力や適応時間の観点から評価し,提案手法の有効性を確認した. [実施項目 1] マルチビュー実行時モデルによるシステム管理技術の確立(担当: 石川) 実験結果を踏まえて技術の洗練化を行った. [実施項目 2] マルチビュー協調プランニング技術(担当:鄭) 実験結果を踏まえて技術の洗練化を行った. [実施項目 3]マルチビュー実行時モデルフレームワークの開発(担当:吉岡)実験結果を踏まえて技術の洗練化を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
パンデミックの影響で当初2020年に予定していた実験が2022年まで延期となったが,当初目的とした実験は完了した.
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度では本年度までの成果を反映したフレームワークを用いた最終の実証実験を行う.また,その結果をまとめ成果を公開する.
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Research Products
(14 results)