2019 Fiscal Year Annual Research Report
Neural basis of normal metacognition and the mechanism of disordered metacognition
Project/Area Number |
17H00740
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小村 豊 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80357029)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 淳 京都大学, 医学研究科, 講師 (90549099)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | メタ認知感受性 |
Outline of Annual Research Achievements |
タイプ2の信号検出理論を利用して、メタ認知の定量化を試みた。 その際に、タイプ2の感受性が、タイプ1の感受性のように反応基準に対して独立にならならいことを改良するために、確信度バランスに着目した最尤推定法を導入することで、バイアスフリーのメタ認知感受性を算出することができた。 この評価手法を、実際のデータに適用したところ、メタ認知感受性が、実験ブロックによって、適切に変動することが分かった。この変動は、タイプ1のクライテリアに依存せず、単なる確信度の高低や反応時間によって説明できるものではなく、またタイプ2のROC曲線との挙動とも、異なっていた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
メタ認知の定量評価法が確立した。
|
Strategy for Future Research Activity |
意思決定と確信度の生成機構を明らかにする。
|
Research Products
(4 results)