2019 Fiscal Year Annual Research Report
Therapeutic system for metastatic lymph nodes at early stages
Project/Area Number |
17H00865
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小玉 哲也 東北大学, 医工学研究科, 教授 (40271986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志賀 清人 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10187338)
伊藤 康一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (70400299)
越山 顕一朗 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授 (80467513)
森 菜緒子 東北大学, 大学病院, 助教 (90535064)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | リンパ節 / がん / 転移 / 薬剤送達法 / ナノ・マイクロバブル |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者は, 臨床的N0リンパ節がリンパ系を介する全身転移の起点と考えるリンパ節介在血行性転移理論を提唱してきた. リンパ行性薬剤送達法とは, この概念を理論的根拠にして, 臨床的N0リンパ節とその下流側のリンパ節の治療を目指す治療法である. これまでリンパ行性薬剤送達法の有効性を明らかにしてきたが, リンパ行性薬剤送達法に有効な溶媒特性が明らかにされてこなかった. 本年度は溶媒特性の粘度および浸透圧に着目し, 抗腫瘍効果が最大限に示される二つの因子の最適な値の範囲を求めた. 実験ではリンパ節腫脹マウスMXH10/Mo/lprマウスを使用し, 腫瘍細胞にはKM-Luc/GFP細胞およびFM3A-Luc細胞を用いた. 抗腫瘍効果は画像解析機器(生物発光イメージングシステム, 高周波超音波イメージングシステム, マイクロCTイメージングシステム, 蛍光イメージングシステム)および病理解析から明らかにした. 最適化された粘度域は1 - 40 mPa・s, 浸透圧域は700-2800 kPaであった. この最適範囲域で, 以下の点が明らかになった. (1)リンパ行性薬剤送達法で送達される液体の流動特性に関しては粘度が陽には寄与しないこと. (2)浸透圧は抗腫瘍効果を規定すること. (3)副作用は無視できること. 本研究成果は, リンパ行性薬剤送達法の製剤設計に有効な指針を与えるものと考えられる.
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(20 results)