2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of just-in-time adaptive intervention for behavioral modification based on continuous psycho-behavioral monitoring under daily life
Project/Area Number |
17H00878
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山本 義春 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60251427)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北島 剛司 藤田医科大学, 医学部, 教授 (40360234)
吉内 一浩 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70313153)
早野 順一郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (90173054)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 身体活動 / 行動・状態推定 / 介入指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
Just-in-Timeな介入(Just-in-Time Adaptive Intervention; JITAI)を行うために必要な実時間睡眠活動計測装置の開発が完了し、この装置と開発済みの専用アプリを用いて、データの実時間送信と解析、およびそれに基づく実時間介入ができる仕組みが整った。 実証実験は健常者を対象として行った。保険会社に勤務する勤労者のべ109名から得られたデータを分析したところ、在宅勤務(新型コロナウイルス感染症の影響による)を行った日には睡眠時間の増加や身体活動の低下が見られたこと、睡眠不足や勤務時の抑うつ気分・首肩こりの増大が労働生産性の低下と関連していたこと、身体活動データから労働生産性を予測可能であることが明らかになった。また、実時間睡眠活動計測装置から得られるデータをもとに、睡眠衛生改善に関するJITAIを行った(介入群15名、非介入群16名)ところ、介入群においては睡眠時間のばらつきが減少する傾向が見られた。 今回行ったJITAIは睡眠に関するものであったため1日に何度も介入を行う必要は無く、介入群と非介入群に分けるという形で行なった。しかしながら、1日に複数回介入を行うJITAIを実施する場合、介入の効果を調べるためには個人間だけでなく個人内でも「微細にランダム化された試行」(Klasnja et al., 2015)を行う必要がある。これについては1時間ごとの平均活動量の値に応じて確率をランダマイズして専用アプリを立ち上げ、介入を行う(通知を送る)ことができることを確認した。 なお、うつ病患者を対象としたJITAIを実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で被検者のリクルートが中断している。倫理委員会の承認は得られており、新型コロナウイルス感染症の状況が改善したら直ちにリクルートを再開し、調査を実施する予定である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)