2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of genome editing platform technology for various disease models
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17H01409
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
山本 卓 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 教授 (90244102)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐久間 哲史 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 准教授 (90711143)
細羽 康介 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 助教 (20781264)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ゲノム編集 / 疾患モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度、複数の疾患変異を導入した遺伝子を導入するシステムを確立するため、ムコ多糖症の原因遺伝子である内在性遺伝子を破壊するとともに変異遺伝子をノックインを試みた。対象とするムコ多糖症6型の原因遺伝子ArsB遺伝子のコード領域のエキソンにおいて複数のガイドRNAを設計し、CRISPR-CasシステムでのArsB遺伝子の断片化とマイクロホモロジー媒介末端結合(MMEJ)によるPITCh法および相同組換え(HR)でのcDNA全長の遺伝子ノックインを試みた。PCRによる連結部分の増幅長と塩基配列の解析から、欠失長の異なるアレルと正確な大規模欠失と遺伝子挿入の起こったアレルを持つ細胞をクローン化することに成功した。さらに他のムコ多糖症の原因遺伝子について、同様の遺伝子置換が可能であるを確認している。これらのデータに、オフターゲット作用の有無などの安全性評価に関するデータを加えて現在論文としての成果発表の準備を進めている。 ArsB遺伝子のムコ多糖症疾患の原因SNPをノックインしたマウスを作製するため、CRISPR-Cas9とssODNを利用したマウス胚での遺伝子改変を試みた。その結果、インデル変異を有する個体と目的のSNPを有する個体が作製された。しかしながらモザイク胚であったため、さらに効率的な変異体作成が必要とされる。一方、目的のSNPを有する個体を用いてヘテロ接合体の作製を試みる。これらの研究によって今後ムコ多糖症の発症メカニズムの解明を進めていく計画である。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Genome-wide kinetic properties of transcriptional bursting in mouse embryonic stem cells2020
Author(s)
Ochiai H, Hayashi T, Umeda M, Yoshimura M, Harada A, Shimizu Y, Nakano K, Saitoh N, Liu Z, Yamamoto T, Okamura T, Ohkawa Y, Kimura H and Nikaido I
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Journal Title
Science Advances
Volume: 6
Pages: eaaz6699
DOI
Peer Reviewed
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