2019 Fiscal Year Annual Research Report
細胞や生体の恒常性維持に必要な生理的小胞体ストレス応答機構の解明
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17H01468
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
河野 憲二 奈良先端科学技術大学院大学, 研究推進機構, 特任教授 (50142005)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
都留 秋雄 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (80273861)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 小胞体 / ストレス応答 / リボソーム / 翻訳休止 |
Outline of Annual Research Achievements |
小胞体ストレス応答のIRE1-XBP1経路において、ストレスの有無に関係なく翻訳途上のXBP1蛋白質が小胞体膜上に一時的に繋留される機構について解析した。XBP1蛋白質のC末端側には、翻訳を一時的に停止する配列があり、この翻訳休止が小胞体ストレスの効率良いシグナル伝達に必須であることを明らかにしてきた。この翻訳休止機構に関し、翻訳休止ペプチドとリボソームとの立体構造をクライオ電子顕微鏡により解析したところ、XBP1の翻訳休止配列中にあるPro(244)が、リボソーム蛋白質uL4のArg(71)と相互作用していることが明らかとなった。そこで、XBP1とリボソームuL4それぞれのアミノ酸置換変異蛋白質を細胞に発現させ、XBP1蛋白質の翻訳休止が起きるかどうかを調べたところ、その仮説を支持する結果を得た。このことから、細胞はいつストレスが来ても対処できるように、蛋白質の翻訳ポージングという方法を用いて常に準備してストレスに備えていると考えられる。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)