2019 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17H01477
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
熊谷 朝臣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50304770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
溝上 展也 九州大学, 農学研究院, 教授 (00274522)
中静 透 総合地球環境学研究所, 研究部, 特任教授 (00281105)
彦坂 幸毅 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (10272006)
平野 高司 北海道大学, 農学研究院, 教授 (20208838)
佐藤 保 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (20353708)
村岡 裕由 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 教授 (20397318)
檜山 哲哉 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 教授 (30283451)
佐藤 永 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 北極環境変動総合研究センター, 研究員 (50392965)
市榮 智明 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 准教授 (80403872)
小杉 緑子 京都大学, 農学研究科, 教授 (90293919)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 炭素循環 / 温暖化 / 気候変動 / 熱帯林 / 二酸化炭素 |
Outline of Annual Research Achievements |
観測継続予定にあったプロットにおいては、プロトコルに則り観測が継続された。 昨年度設定予定であったプロットに関しては、設定の最後の仕上げの段階が新型コロナウィルス感染拡大に見舞われ、宙に浮いた状態となってしまった。 炭素循環研究でメタン動態は極めて重要な研究項目であり、当初本研究で予定していなかったメタン動態追跡を、昨年度は、開始する予定であった。設定に手間取ったが、昨年度末には設定完了間近であった。しかし、この件に関しても、最終段階において新型コロナウィルス感染拡大の影響で、完了することができなかった。 DGVM関連研究に関しては、計算アルゴリズムの改良に著しい進展があり、今後の地球レベル計算に展望が開けた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
全体的に進捗は遅れ気味であったが、年度末には多くの予定していた事項が完了できるはずであった。年度終了寸前に完了予定を置いた不備を認めながらも、昨年度末の新型コロナウィルス感染拡大による影響を避けることはできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年5月30日現在の「新型コロナウィルスの世界的感染拡大」の状況を考えると、少なくとも今年度中期までの活動はあり得ないと考えるのが現実的であろう。よって、今年度中期までは、DGVMの適用・未来予測シミュレーションの実行など、理論的研究を重視する姿勢を取りたい。 既存観測については、これまで通りのプロトコルに則り観測を続行する。設定予定であるが現在未完了のプロットが少なからず存在する。今年度が本科研計画の最終年度であることを鑑み、このまま設定をあきらめるか、現地関係者とのコンタクトを続け短くても観測を開始するかを早期に決定する。また、現実的な策として、本科研課題の1年延長を勘案すべきである。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Characteristics of root decomposition based on in-situ experiments in a tropical rainforest in Sarawak, Malaysia: Impacts of root diameter and soil biota2019
Author(s)
Ohashi, M., Makita, N., Katayama, A., Kume, T., Matsumoto, K., Kumagai, T., Endo, I. and Kho, L. K.
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Journal Title
Plant and Soil
Volume: 436
Pages: 439-448
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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