2019 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of noninvasive nuclear monitoring for chronic rejection after lung transplantation and development of early therapy
Project/Area Number |
17H01581
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 雅昭 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00623109)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 美和子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 計測・線量評価部, 主幹研究員(任非) (00529183)
伊達 洋至 京都大学, 医学研究科, 教授 (60252962)
中島 淳 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90188954)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 肺移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
ラット肺移植後の拒絶反応をモニタリングするため、様々なパターンでの免疫抑制を施し、FDG-PETを撮像した。移植後3週間目に撮像したFDG-PETでは、免疫抑制剤を移植後初期にしか投与していないacute rejection (AR)群で、isograftを移植したsyngenic 群より有意に高いFDG取り込みを移植肺に認めた。この時点での病理組織では、acute rejection群で、典型的な早期の急性拒絶像が見られた。 肺移植後3週間から6週間までに、様々なプロトコールの免疫抑制を追加した。この結果、病理組織像では、免疫抑制継続群(IS)、一時免疫抑制中断後の再開群(Hybrid maintenance)、中断後ブースト群(Hybrid boost)で、国際心肺移植学会の定める拒絶反応grade A, Bそれぞれで個体差を認めたがsyngenic群よい高い値を認める一方、線維化の割合ではacute rejection(AR)群(実験2で示したRASモデルと同じプロトコール)より低いだった。FDG-PETのSUVmaxは、AR groupで線維化の進行に伴い、むしろ低下傾向となった。各グループ内の個体差を考慮し、実験全体でFDG uptakeと国際心肺移植学会拒絶A, B gradeと、肺線維化の割合の相関を検討したところ、いずれも強い相関関係が得られた。 FDG-PETを用いた本研究は、PET機器の施設内での運用開始が大幅に遅れた関係で、慢性拒絶モデルの検証は十分にできなかったが、移植肺に生じる拒絶反応と線維化を反映したFDG取り込みを生ずることが示された。この成果は現在投稿準備中である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] LPS-induced Airway-centered Inflammation Leading to BOS-like Airway Remodeling Distinct From RAS-like Fibrosis in Rat Lung Transplantation2020
Author(s)
Takahagi A, Sato M, Chen-Yoshikawa TF, Miyamoto E, Saito M, Gochi F, Hamaji M, Yoshizawa A, Terasaki Y, Urushiyama H, Aoyama A, Sonobe M, Date H.
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Journal Title
Transplantation
Volume: 104
Pages: 1150-1158
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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