2020 Fiscal Year Annual Research Report
Archaeological Research of the Plaza of the Columns Complex at Teotihuacan
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17H01650
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
杉山 三郎 岡山大学, 文明動態学研究所, 特任教授 (40315867)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植田 信太郎 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 名誉教授 (20143357)
佐藤 悦夫 富山国際大学, 現代社会学部, 教授 (40235320)
水野 文月 東邦大学, 医学部, 助教 (50735496)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | テオティワカン / 古代都市 / メソアメリカ / 古代モニュメント / 古代儀礼場 |
Outline of Annual Research Achievements |
メキシコ政府研究所やカリフォルニア大学リバーサイド校との本格的な国際研究プロジェクトとして、テオティワカン最大規模の儀礼場「石柱の広場」の総合調査を先導し、本儀礼場が、テオティワカン国家の中枢施設のひとつであったことを実証しつつある。儀礼や国家の様々な業務、また政治体制に関わる資料を得ることができた。新型コロナビールス問題により、夏の発掘調査は不可能であったが、前年度前から発掘された遺物の整理・分類・分析作業を現地のアリゾナ州立大学の研究センターで継続し、同時に遺跡公園内に近年建設した「石柱の広場プロジェクト」のラボラトリーにて特定の遺物(土器、黒曜石、石彫、壁画片など)の解析を行った。特に「石柱の広場」北側の建築複合体は、前年度に大量のマヤ形式の壁画破片や、生贄儀礼の痕跡(人骨)、さらに「石柱の広場」で行われた饗宴で使われたと思われる大量の土器や石器、食料の破片などが発見されており、古代テオティワカンのリーダーグループの国家事業に関わる施設、もしくは住居と考えられる。本年度はこれらの遺物分析と解釈を精力的に進め、講演会などで進捗状況を公開し、学術論文等の発表準備をしている。また「石柱の広場」の東に建設された「太陽のピラミッド北の広場」も、トレンチ発掘を小規模で継続する予定であったが、コロナ禍で遺物の分析のみを行った。同時にメキシコ国考古学審議会へ提出する詳細な報告書を作成し提出した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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