2019 Fiscal Year Annual Research Report
Smart Community Information Platform for Providing Critical Services
Project/Area Number |
17H01739
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
西 宏章 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (00365470)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | サービス構築基盤技術 / 情報サービス基盤構築技術 / スマートコミュニティ / Internet of Things |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度として実証実験を行った。SCIP上に、実際に情報銀行アプリケーションを実装し、活動量計・体組成計・位置情報・購買情報といった情報を登録、アクセス可能とした。このシステムは次の新しい機構および特徴を持つ。 まず、匿名情報管理として、情報登録の際、システムの入り口で、SCIPによるSCOS連携を利用した自動匿名化を可能とした。情報銀行に情報が届く前に匿名化されるため、情報銀行を利用するアプリや情報銀行管理システムはオリジナルの情報を入手できない。さらに、SCOSにより情報銀行からSCIPを介して依頼を受けたノードにより情報が匿名化できる。また、その匿名化についても、位置情報に関してAutoEncoderを利用したLatent空間での位置情報表現を行い、この空間において匿名化することで、人間のデータに対する感覚、例えば、地図情報では、経路や人工密集・過疎地域といった観点を表現した匿名化を追加で実現した。 次に、技術標準化への応用に関して、当該SCIPはスマート農業や工場といった応用の道を切り開いた。農業圏は、花卉園芸の生育情報をXMLで表現し、Xpath、Xqueryを用いて総合的な収穫・育成予測を行うシステムを構築し、SCOSによりSCIP上のノード、つまりエッジ実装可能とした。農場においても、取得される様々なデータを直接公開することなくネットワーク途中で高度な処理を行うことが可能となった。同様にスマート工場では、大型冷凍機の圧縮機故障検知システムを構築し、同様にエッジ実装可能とした。工場の運行や商品管理状況などプライベートな情報を含むが、エッジにより匿名化され、異常の発生のみ伝える仕組みが構築できる。これらの内容はIEEE-SAのCoS認定を受けており今後標準化を本格化させる。これら、構築したシステム上でのサービスの実装をもって本研究の完成を見ることができた。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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