2020 Fiscal Year Annual Research Report
サービスと製造プロセスのためのフェーズ・ファセット統合型デザインワークベンチ
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17H01792
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
来村 徳信 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (20252710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
溝口 理一郎 北陸先端科学技術大学院大学, その他, フェロー (20116106)
古崎 晃司 大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 教授 (00362624)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | オントロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は,サービスと製造プロセスを設計(デザイン)する際に,不具合などの多様な側面(ファセット)を考慮し,特性発現や加工などの多段なフェーズを統合して,特定の側面に適応的に注目する(ファセット適応)ことを支援することである.本最終期間において,これまでのオントロジー基礎論的考察を踏まえて,フェーズ・ファセット統合型プロセス分解木の知識モデルに基づいて,プロセスを適応的に構造化することによるプロセスデザイン支援の理論を構築した. その一般的なソフトウェア実装として,ファセットオントロジーを読み込んで,ユーザの選択入力に応じて,プロセス木を適応的に構造化して提示するシステムを実現した. また,看護分野の術後観察プロセスへの適用に関して,従来から開発を進めてきた,術後合併症発生機序ファセットの知識モデルに基づいて既往症などの入力に適応的に構造化して表示するシステムとその評価について,論文誌論文としてまとめて公開した. また,材料製造プロセスに関して,特性発現ファセットや加工フェーズの不具合事象ファセットを含む実用レベルの設計知識モデルと,留意すべき不具合事象や対処法などを提示するシステムについて,現場研究者による評価で有用性が示されたことを成果としてまとめた. さらに,2020年度と2021年度には新型コロナウイルス感染症の影響によって困難が生じたが,2022年10月にイタリアの海外研究協力者を訪問し,プロセスとそれを支える因果に関するオントロジー基礎理論を深化させるとともに,それを踏まえて研究成果のとりまとめを行った.
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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