2020 Fiscal Year Annual Research Report
実物資料を活用した自然史の新たな展示手法および展示理論の構築
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17H02028
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Research Institution | Kitakyushu Museum of Natural History and Human History |
Principal Investigator |
上田 恭一郎 北九州市立自然史・歴史博物館, その他部局等, 名誉館員 (40359469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真鍋 徹 北九州市立自然史・歴史博物館, 自然史課, 学芸員 (90359472)
蓑島 悠介 北九州市立自然史・歴史博物館, 自然史課, 学芸員 (80714435)
御前 明洋 北九州市立自然史・歴史博物館, 自然史課, 学芸員 (70508960)
大橋 智之 北九州市立自然史・歴史博物館, 自然史課, 学芸員 (20584519)
江頭 幸士郎 北九州市立自然史・歴史博物館, 自然史課, 学芸員 (10738826)
下村 通誉 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 准教授 (30359476)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 自然史博物館 / 展示 / 自然史 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言の発令などのため、博物館そのものが休館となったほか、実証実験会場として予定していた特別展を中止せざるを得なかった。この影響により、野外調査等含め当初の予定通り実施することができなかったが、可能な範囲で、引き続き資料の収集・研究を行った。その後感染症の拡大が小康状態となったため、「わたしたち『収蔵庫』にいるんです―あつめる まもる つなげる」を2021年3月6日から4月4日の間,北九州市立自然史・歴史博物館の特別展示室にて行い、期間中17503人の入場者があった。この展示会では自然史財としての資料を巡る博物館の機能に関する理解をより深めてもらうため、収蔵庫で保管されている実物資料を中心とした展示を作成し、資料の収集から整理保管、研究、展示等への活用に到る一連の博物館活動を紹介した。合わせて、感染症対策を念頭に置いた展示空間の設計を行った。これにあわせ、展示手法や展示の趣旨の理解度を測るためのアンケート調査を実施した。その結果、312件の回答(有効回答311件)を得ることができた。アンケート結果から、コロナ対策として実施した展示手法および特別展に対する総合的な満足度は概ね好評であったこと、および展示内容の理解度も高かったことが判明した。これまでに行ったアンケート調査を元に、自然史展示が観覧者の知覚や興味関心に与える効果について検証し、論文として出版した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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