2020 Fiscal Year Annual Research Report
ICU関連筋力低下に対する関節他動運動を併用した神経―筋電気刺激療法の基盤創出
Project/Area Number |
17H02123
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
山田 崇史 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (50583176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 富裕 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (40231162)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ICU 関連筋力低下 / 神経-筋電気刺激 / 筋原線維機能 / 興奮性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の全体構想は,ICU 関連筋力低下の病態メカニズムと,それに対する神経筋電気刺激(ES),関節他動運動(PM)およびそれらの併用効果について検討することである.令和元年度には,これまでの動物実験の結果に基づき,電気刺激に対する反応性の低下が顕著に生じない,出来うる限り早期(ICU入室48時間以内)から,出来るだけ高強度のESを負荷することに焦点を置き,本学臨床研究倫理審査委員会の承認を受け,本学附属病院ICUにおいて自主臨床研究を開始した(承認日:令和元年9月12日,承認番号:312-115).令和2年度には,ICU患者に対するESの効果を引き続き検証した.新型コロナウィルスの感染拡大防止策の影響により,ICU患者を対象とした実験を中断せざるを得ない期間が生じたため,当初予定していたよりも対象者の確保が困難であったが,プラセボ群(n=3),ES負荷群(n=5)に介入を行った.結果,我々の予想に反し,初回の電気刺激誘発性トルク(ES-T)は,すべての対象者において著しく低下していた.また,プラセボ群では,全対象者において,ICU退室時のES-Tが入室時に比べ低下した.一方,ES負荷群では,5名中3名において,ICU退室時のES-Tが維持されていた.これらの知見から,未だ十分な個体数が得られていないが,ICU関連筋力低下は,ICU入室48時間以内の早期に発症すること,また,ESは,ICU滞在による筋力の更なる低下を防止する可能性があることが示唆された.
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)