2019 Fiscal Year Annual Research Report
生体情報の定量的分析による嚥下障害者のためのフードデザインプロトコルの策定
Project/Area Number |
17H02133
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
鈴木 裕 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (40516928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増山 敬祐 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任教授 (30181663)
阪田 治 東京理科大学, 工学部電気工学科, 准教授 (30391197)
谷本 守正 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60621323)
小谷 信司 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (80242618)
高橋 真理 山梨大学, 大学院総合研究部, 臨床助教 (30622427)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 嚥下評価 / 生体音 / 超音波動画像 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,嚥下音による診断と超音波動画像による診断を組み合わせることで互いに特徴を互いに補完し合う,定量的手法による非侵襲スクリーニング診断装置を提案する。 前年度に引き続き,センサ(嚥下音・超音波)の形状と取り付け位置等の計測条件の最適化と信号処理の検討を行った 以下の①②③の3つのプロトタイプの開発を行った. ①嚥下音採取センサおよび嚥下音解析システム:各マイクロホンで得られる特徴を確認し,そこから最適なマイクロホン数と配置を検討するために主成分分析を行った。第一主成分に8チャンネルの6割の特徴をまとめ,出力することができた。大きな信号は第三主成分までとみえ,全体の特徴を表す信号が出力された。使用したマイクの組み合わせからチャンネルを減らして計測を行う際のマイクロホンの位置を決定することができた。 ②超音波装置のセンサ条件および動画像解析システム:プローブの当て方(角度、圧力)により取得される動画像に差異が生じるため、動画像処理によりプローブの当て方を決定する手法を確立した。前年度までに動画像上における食道と食塊の分離、および食道と食塊の運動および流動特性を算出する方法を確立しており、本手法を組み合わせるにより、嚥下評価が行える目途が立った。 また、①嚥下音②超音波動画に加え筋電図の同時取得のためのシステム開発を行った。③超音波動画像に映り易い造影食材の開発および嚥下状態の違いを判定するための各種食材のプロトタイプを作製:超音波動画像に映り易い造影剤の精緻化を行った。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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