2019 Fiscal Year Annual Research Report
Study of cerebral cortex activation effect during weight-bearing standing-shaking-board exercise in combination with electrical muscle stimulation and tDCS
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17H02140
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Research Institution | Kibi International University |
Principal Investigator |
河村 顕治 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (40278974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加納 良男 吉備国際大学, 保健福祉研究所, 教授 (70116200)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 電気刺激 / 周期的身体揺動刺激 / 経頭蓋直流電気刺激 / 認知機能 / ニューロリハビリテーショ ン / サルコペニア / 近赤外線脳血流測定 / 3次元動作解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢者において電気刺激併用型荷重立位周期的揺動運動とtDCS負荷を併用して、その長期効果を検証した。対象は通所リハビリテーションセンター利用高齢者25名 (男性1名、女性24名、年齢82.3±5.8歳)とし、tDCS装置は新しくスポーツトレーニング用に開発されたHalo Sport 2(Halo Neuroscience)を使用した。Halo Sport 2では陽極電極は頭頂部のCZ(正中線中央)に、陰極電極はC5とC6に配置されるため、大脳半球の左右同等に刺激が行える。陽極tDCSの電流は2mA以下、持続時間は20分に設定した。電気刺激併用型荷重立位周期的揺動運動とtDCS負荷を併用して約3ヶ月間のトレーニングを行い、バランス能力、認知機能を評価した。バランス能力の評価には重心動揺計グラビコーダを使用し、認知機能の評価にはTDASプログラムを使用した。 重心動揺計グラビコーダによる重心動揺外周面積の評価では、開眼で5.7±4.4cm2が3.7±3.3cm2、閉眼で8.2±6.5cm2が5.0±4.6cm2と有意に減少しバランス能力の改善が認められた。認知機能を評価したTDASはADASをタッチパネル式コンピューターで行えるようにしたものであり全問正解で0点となる。6点以下が正常域、7~13点が予防域、14点以上が認知症の疑いとなるが、全体で13.7±12.1点が12.3±13.0点に改善した。区域別では予防域の被験者で主に改善が認められた。 二重課題法を姿勢バランス訓練として用いた研究では身体機能面だけでなく注意能力の向上も認められたと報告されているが、二重課題法の代わりに電気刺激併用型荷重立位周期的揺動運動とtDCSを併用することにより、大脳皮質活動を高めることが可能となり、バランス能力、認知機能を改善することができる。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(25 results)