2018 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17H02173
|
Research Institution | National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology |
Principal Investigator |
山田 真希子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 脳機能イメージング研究部, チームリーダー(定常) (50557444)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 認知神経科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、3年間の研究期間において、歩行姿勢と前向き思考の神経基盤を、行動実験と脳イメージング(fMRIやEEG) を用いて明らかにすることが目標である。 当該年度である平成30年度は、身体バイオフィードバックを用いて、姿勢の変化がもたらす認知・感情への影響を心理尺度、心理実験および脳波測定によって多面的に検討し、適切な歩行姿勢をサポートする技術の基盤となる知見を得ることを目指した。結果、歩様誘導を行うことにより、ポジティブ気分が増強し、未来予測認知課題においてもポジティブ判断が増大した。脳波においては、抑うつ気分と関連する前頭葉α波の左右差(Frontal Alpha Asymmetry, FFA)を検討した。結果、姿勢誘導によって、FFAが、抑うつ気分低減方向にシフトすることを確認した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
姿勢誘導による情動変化と脳機能変化を捉えたことは、当初の予定より進展した結果である。
|
Strategy for Future Research Activity |
被験者数を増やして、実験を完了し、論文投稿を目指す。
|
Research Products
(10 results)