2021 Fiscal Year Annual Research Report
栄養等の発生発達期環境整備に向けた環境-遺伝子-エピゲノム-形質連関の包括的解析
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17H02198
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Research Institution | National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition |
Principal Investigator |
瀧本 秀美 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 部長 (50270690)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 出生コホート / 食事調査 / ゲノム / 食事写真 |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年から2019年まで東京医科歯科大学出生前コホートへの参画を承諾した122名の妊婦のうち、東京医科歯科大学以外で出産した7名、多胎妊婦3名、外国人の妊婦2名を除外した108名を対象として妊婦の食事の質についてNutrient-Rich Food Index 9.3(NRF9.3)スコアと食事由来の炎症性スコアであるenergy-adjusted dietary inflammatory index (E-DII)を用いて評価した。NRF9.3スコアとE-DIIとは負の相関を示した。母親の年齢、妊娠前BMI、教育歴で調整後も、両スコアの3分位の群間で野菜と果物の摂取量は有意差が認められた。すなわち、栄養素で見た食事の質ならびに炎症性スコアの両側面において、野菜や果物の摂取が良好な結果に影響していた(Nutrients, 2021)。さらに、NRF 9.3 スコアと自記式質問紙を用いた現在の食生活への満足度や、ボディーイメージとの関連を解析したところ、NRF 9.3 スコア高値群では食生活への満足度が高く、自身のボディーイメージはやせ型であった。 .また、iPhoneでの利用を想定した妊産婦のための食事評価アプリのモック制作を行った。本アプリでは、妊婦個人が自身の日々の食事写真を登録するとともに「妊産婦のための食事バランスガイド」と比較した判定結果が日ごとに表示される仕組みとなっており、日々の食事管理に役立つツールとして活用可能と考えられた。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)