2020 Fiscal Year Annual Research Report
Formation of the British Composite State and the Regional Connections
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17H02231
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
岩井 淳 静岡大学, 人文社会科学部, 名誉教授 (70201944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲丸 英起 北海学園大学, 人文学部, 教授 (00736887)
山本 正 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (10200817)
山本 信太郎 神奈川大学, 国際日本学部, 教授 (10645344)
小林 麻衣子 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 教授 (20440109)
菅原 秀二 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (40216297)
道重 一郎 東洋大学, 経済学部, 教授 (40239273)
那須 敬 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (40338281)
竹澤 祐丈 京都大学, 経済学研究科, 准教授 (60362571)
指 昭博 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 名誉教授 (90196197)
辻本 諭 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (50706934)
菅原 未宇 東海大学, 文学部, 准教授 (10645310)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ブリテン史 / 複合国家 / イングランド / ウェールズ / スコットランド / アイルランド / アメリカ植民地 / 地域と紐帯 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「複合国家イギリス」の形成過程を、イングランドだけでなくウェールズやスコットランド、アイルランド、アメリカ植民地といった諸地域の動向に注目して考察するものである。2020-22年度は、研究代表者の岩井、分担者の山本信太郎、仲丸がウェールズ史に即し、分担者の小林がスコットランド史に即し、分担者の山本正、那須、竹澤、菅原秀二がアイルランド史に即し、分担者の道重がアメリカ植民地に即して実証研究を継続した。分担者となった辻本と菅原未宇は、軍隊と教育をそれぞれテーマとし、共同研究に加わった。 その際留意したのは、各地域を別個に扱うのではなく、地域連鎖という観点から各地域間の相互作用を重視し、関係史的・比較史的アプローチを心掛けたことである。分担範囲は、2017年度の研究会で定め、コロナ禍にあっても20年9月、21年2月、21年9月のオンライン研究会で代表者と分担者は各研究テーマの進捗状況と史料分析の成果を報告しあい、報告者相互間のすり合わせを行うなど調整をはかった。 この結果、従来は絶対王政の成立、ピューリタン革命の原因・展開、名誉革命の原因・帰結という視点からイングランド中心に語られることの多い16-18世紀のブリテン諸島史を、本研究は、ウェールズやスコットランド、アイルランド、アメリカ植民地といった諸地域まで視野を広げて考察することができた。研究メンバーの中には、2020-22年度、日本の各大学だけでなく、連合王国での史料調査に従事する者もいた。とくに分担者の数名は科研費を用いて、連合王国での調査と研究発表に従事した。代表者の岩井も、2020月3月にロンドン大学歴史研究所を中心に史料調査を行うことができた。2022年度は共同研究を結実させ、2022年11月に本科研の成果として『複合国家イギリスの地域と紐帯』刀水書房を刊行したことを付記しておきたい。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(37 results)