2019 Fiscal Year Annual Research Report
A comprehensive study on the marks and development of Italian Neo-Avant-Garde
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17H02323
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
土肥 秀行 立命館大学, 文学部, 教授 (40334271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 聖子 名古屋外国語大学, 世界教養学部, 准教授 (10795230)
巖谷 睦月 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 研究員 (40749199)
和田 忠彦 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (50158698)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 新前衛派 / モダニズム / 未来派 / 前衛 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である2019年度は、国際ワークショップおよび国際シンポジウムの開催を研究活動の目玉とした。ローマ大学講師チェチリア・ベッロ氏をゲストとして迎え、6/23国際シンポジウム「資料館における前衛研究―主題と方法、一次資料を使ったイタリア文学研究」開催(於:立命館大学、ベッロ氏、土肥、石田が発表)、6/27国際ワークショップ「未来派と女性ーアヴァンギャルド運動初期の偏見と修正、理論と神話」(於:東京外国語大学、ベッロ氏が講演、和田、土肥、小久保真理恵氏と討論)を実施し、発表原稿と討論内容は、研究紀要「立命館言語文化研究」に掲載される(2020年度第32巻3号)。ベッロ氏の文献学とテキスト校閲理論から現代美術批評までの広い知見の反映された論稿となっている。続いて、12月にはローマ大学准教授ラウラ・ディ・ニコラ氏をゲストに、12/4国際ミニシンポジウム「『アメリカ講義』と(不)可能なる図書館」(於:立命館大学、ディ・ニコラ氏が基調講演、土肥と和田がコメント)を開催し、イタロ・カルヴィーノが唱えた現代文学を読み解くキーワードである「軽さ」、「速さ」、「正確さ」、「視覚性」、「多様性」のそれぞれに分割された1985年の遺稿『アメリカ講義』を、有機的に、自伝を軸に、読み解く新鮮な場となった。討論での指摘にあったとおり、自伝的(個別)でありながらも(普遍)世界文学へとむかうテクストに、いまいちど立ち返る意義に気づかされた。発表原稿と討議内容は研究紀要「立命館言語文化研究」上に2020年度内に掲載する(2020年度第32巻3号)。6月と12月のイタリア語原稿は、2018年2月ローマでの国際シンポジウムの発表原稿と合わせてイタリアで出版する予定である。これをもって当研究の総決算としたい。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(25 results)
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[Book] 『クオーレ』2019
Author(s)
エドモンド・デ・アミーチス、和田忠彦
Total Pages
499
Publisher
岩波書店
ISBN
9784003770078
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