2020 Fiscal Year Annual Research Report
空間的同化論およびヘテロローカリズム論からみた在留外国人の居住地の地理学的検討
Project/Area Number |
17H02426
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
石川 義孝 帝京大学, 経済学部, 教授 (30115787)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 清海 立正大学, 地球環境科学部, 教授 (00166662)
高畑 幸 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (50382007)
福本 拓 南山大学, 人文学部, 准教授 (50456810)
竹下 修子 愛知学院大学, 文学部, 教授 (60454360)
片岡 博美 近畿大学, 経済学部, 教授 (70432226)
花岡 和聖 立命館大学, 文学部, 准教授 (90454511)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 外国人 / 居住地 / 集住地 / 個票データ / 地図 / 空間的同化 / ヘテロローカリズム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、第一に、分担者のこれまでの研究実績を踏まえ、中国人については山下、韓国・朝鮮人については福本、フィリピン人については高畑、ブラジル人については片岡、トルコ人については竹下が担当し、それぞれの事例集住地を選定した。これらの集住地ごとの定住の状況を、参与観察や聞き取り調査から検討し、特に居住地選択の具体的な理由や同胞人口の集積が果たす役割に着目した。 第二に、2015年国勢調査の外国人の個票データを用いて、各集住地を地図化するとともに、主要指標に関する統計データを比較可能な形で表にまとめた。この作業は花岡と石川が担当した。 第三に、上述の5国籍ごとの集住地の分析と、第二の地図化や統計データの分析から明らかになった知見を総合して、米国で誕生した、エスニックな少数派集団の集住地形成に関する重要な説明的枠組みである、空間的同化論とヘテロローカリズム論の日本での経験的妥当性に関する結論を出した。これは石川が担当した。 第四に、本科研の最終的な研究成果として、第一から第三の作業の結果を英文図書Ethnic Enclaves in Contemporary Japanにまとめ、Springer社から刊行した。本研究の代表者・分担者全員がこの図書に寄稿した。章構成は、第1章で主に日本における既往研究をレビューし、第2章で主に国勢調査の個票データを用いて5国籍の集住地を俯瞰した。以降、第3章は中国人、第4章は韓国・朝鮮人、第5章はフィリピン人、第6章はブラジル人、第7章はトルコ人の集住地を扱った。最終の第8章で、第3~7章の経験的研究の知見をまとめ、空間的同化論およびヘテロローカリズム論の日本における経験的妥当性についての結論を述べた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(24 results)
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[Journal Article] Introduction2021
Author(s)
Yoshitaka Ishikawa
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Journal Title
Y. Ishikawa (Ed.) Ethnic enclaves in contemporary Japan, Springer
Volume: 1
Pages: 1-16
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Conclusion2021
Author(s)
Yoshitaka Ishikawa
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Journal Title
Y. Ishikawa (Ed.) Ethnic enclaves in contemporary Japan, Springer
Volume: 8
Pages: 179-189
DOI
Peer Reviewed
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