2019 Fiscal Year Annual Research Report
An Emperical Study of Trust in an Information-oriented Society
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17H02590
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
佐々木 正道 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 名誉教授 (30142326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 秀樹 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00274027)
斉藤 理 山口県立大学, 国際文化学部, 教授 (50610408)
安野 智子 中央大学, 文学部, 教授 (60314895)
水上 徹男 立教大学, 社会学部, 教授 (70239226)
矢野 善郎 中央大学, 文学部, 教授 (70282548)
鈴木 未来 弘前大学, 教育推進機構, 准教授 (90351246)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 信頼感 / 世論調査 / メディア利用 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、我々が平成17年度に全国規模で実施した「メディアと信頼感に関する意識調査」のデータについてさらなるコレスポンデンス分析を行った。1.毎日の生活の中で、高信頼感は低信頼感に比べ、 a) 情報が多すぎると「思う」と関連し(コレスポンデンス分析の布置図では馬蹄形)、b) どれが信頼できる情報なのかわからなくなることの「ない」とも関連している。2.ふだん、電話で会話をする頻度については、高信頼感は「ほとんど毎日」と「週に3~5日」に関連し、低信頼感は「週に1~2日」と「月に1~3日」と関連している。3.インターネット上の情報の信頼については、高信頼感は「ある程度信頼できる」と関連し、低信頼感は「あまり信頼できない」と関連し、「まったく信頼できない」とは弱い関連が見られる。4.世の中の出来事について信頼できるメディアについて、高信頼感は「新聞」、低信頼感は「テレビ」と関連し、「インターネット」とは弱い関連が見られる。5.メールやメッセージ(Lineなど)などのやり取りは、他人との信頼関係を築くうえで、どの程度役に立つかについて、高信頼感は「かなり役に立っている」と関連し、「まあまあ役に立っている」に若干関連している。低信頼感は「あまり役に立っていない」に若干関連している。これらの結果を踏まえ、性別、学歴、社会階層の属性を加え再分析を行った。その結果、上記の分析結果に対応して、高信頼感が女性、短大・専門学校卒、社会階層の中に関連し、低信頼感は、男性、小・中・高卒、社会階層の中または中以下に関連している。なお、学歴については、大卒以上は、上記の1では高信頼感に、4では低信頼感に関連しているものの、2では低信頼感に、3と5では高信頼感にそれぞれ弱い関連が見られる。また、社会階層の中の上については、1は高信頼感に関連しているものの、その他の項目においては弱い関連が見られる。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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