2019 Fiscal Year Annual Research Report
Research on developing effective teaching methods and the pre-service and in-service training systems for resource room teachers who work with high-school students with stuttering
Project/Area Number |
17H02717
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
川合 紀宗 広島大学, 教育学研究科, 教授 (20467757)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 由紀 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (50276185)
小林 宏明 金沢大学, 学校教育系, 教授 (50334024)
宮本 昌子 筑波大学, 人間系, 准教授 (70412327)
酒井 奈緒美 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 感覚機能系障害研究部, 研究室長 (60415362)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 吃音 / 思春期 / 包括的評価 / 当事者の意識 / 支援内容 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年5月に1回、9月に1回、11月に1回の計3回、研究代表及び研究分担者が集まり、研究推進会議を行うことで、研究の全体的な流れや令和元年度の研究内容や作業についての確認を行うとともに、進捗状況の確認や次年度の作業に向けての準備事項の確認を行った。第1回は、研究の全般的な進め方や令和元年度に実施する内容の説明を行い、研究代表者と分担者間での研究の方針や内容を共通理解し、第2回は、令和元年度前半の研究の進捗状況を確認し合った。また、第3回は、2019年米国音声言語聴覚協会年次大会に参加している間に打ち合わせを行い、これまでの研究成果の中間報告を実施するとともに、吃音の評価法及び臨床法に関する最新情報の収集や、米国の研究協力者とのミーティングを実施することで、思春期の子供や成人への吃音支援法に関する最新の知見を得るとともに、米国の研究者との情報交換や今後の研究の進め方についての打ち合わせを実施した。 これまで収集したデータを基に、日米双方の吃音実践の実態把握や内容の比較検討を行うとともに、平成30年度に引き続き、日米の吃音のある思春期の生徒や成人に対してインタビュー調査を行い、吃音に対する支援を受けた経験や支援内容、思春期における吃音に対する支援の必要性についての意見を聴取すると共に、吃音の問題を多面的・包括的に評価する尺度(OASES)を実施した。また、小学校ことばの教室担当者に対して実施した、卒業していく児童についての心配事や懸念についてのデータを分析した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2018年度の水害による研究の遅れは取り戻せていないが、2019年度に計画した内容についてはおおむね進めることができたため。また、米国の研究者と連携し、共同発表できたことも(2)とした理由である。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き当事者へのインタビュー調査結果について質的分析を行うとともに、OASESのデータ分析を継続する。この結果及び平成29~31年度の研究成果より、年齢に関わらず必要となる実践内容と思春期に特に必要となる実践内容をさらに整理し、これらを組み合わせて指導支援法の試作版を開発する。 試作版の開発に際しては、ウエイン州立大学のDerek Daniel氏の助言を受ける。具体的には、これまで本研究で開発した吃音の多面的・包括的評価法の評価項目とこの試作版の指導支援項目とが合致しているかをチェックし、合致していない指導支援項目があれば、その指導支援項目の効果測定を可能とする評価項目を設定する。また、ここで開発した支援法を基に、臨床を実施し、その効果を検証する。
|
Research Products
(19 results)
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] A Decade of Collaboration Among International Representatives of the International Cluttering Association2019
Author(s)
Isabella Reichel , Grace Ademola-Sakoya , Veronique Aumont Boucand , Judit Bona , Jaqueline Carmona , Marjan Cosyns , Yulia Filatova , Maisa Haj-Tas , Pallavi Kelkar , Reina Remman , Shoko Miyamoto , Sertan Ozdemir , Maya Sanghi , Alexandra Schnell , Beatriz Biain de Touzet, & Shu-Lan Yang
-
Journal Title
SIG 17 Global Issues in Communication Sciences and Related Disorders
Volume: 4
Pages: 1573-1580
DOI
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-