2019 Fiscal Year Annual Research Report
Search of Gluon Shockwave with Di Jets detection
Project/Area Number |
17H02876
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
三明 康郎 筑波大学, 数理物質系, 教授 (10157422)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江角 晋一 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (10323263)
中條 達也 筑波大学, 数理物質系, 講師 (70418622)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | クォークグルオンプラズマ / 高エネルギー原子核実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研費の最終年度として論文作成に注力した。主要4件について紹介する。 ・平成30年度の筑波大学数理物質科学研究科細川律也氏の博士論文からPhys.Rev. D100 (2019) no.9, 092004が出版された。陽子・陽子衝突√s=5.02 TeVにおける荷電粒子を用いたジェット解析を行い、pQCD模型との精密な比較を行った。鉛・鉛衝突におけるQGP中の パートンのエネルギー損失の解析との精密な比較検証に重要な役割を果たす。細川律也氏は2020 FJPPL Young Investigator Award(日仏素粒子物理学研究所)を受賞した。 ・QGP中の パートンのエネルギー損失の解析として、世界最高エネルギーの鉛・鉛衝突におけるheavy quark由来の電子の解析を行った。陽子・陽子衝突の重ね合わせに比べて明らかにエネルギー損失が認められQGP生成の証拠と矛盾しない。(Phys.Lett. B804 (2020) 135377) ・上述のheavy quarkのエネルギー損失効果について、Cold nuclear effectを明らかにするために、陽子・鉛衝突において解析を行った。その結果、陽子・陽子衝突の重ね合わせと一致し、Cold nuclear effectは無視できることがわかった。鉛・鉛衝突で観測された結果はQGPに起因することが明確となった。(JHEP 2002 (2020) 077) ・世界最高エネルギーの鉛・鉛衝突および陽子・陽子衝突におけるフルジェット解析に成功した。荷電粒子および電磁カロリメータによる中性粒子からジェット解析を行い、同一エネルギーにおける陽子・陽子衝突との比較検証からQGP中のパートンのエネルギー損失を明らかにした。理論模型との比較を行った。(Phys.Rev. C101 (2020) no.3, 034911)
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(20 results)