Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸川 欣彦 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00415241)
加藤 雄介 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20261547)
松浦 弘泰 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (40596607)
福島 孝治 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80282606)
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画にはなかったchirality-induced-spin-selectivityについて大きな成果を上げることができた.この成果は,Akito Inui, Ryuya Aoki, Yuki Nishiue, Kohei Shiota, Yusuke Kousaka, Hiroaki Shishido, Daichi Hirobe, Masayuki Suda, Jun-ichiro Ohe, Jun-ichiro Kishine, Hiroshi M. Yamamoto, and Yoshihiko Togawa Phys. Rev. Lett. 124, 166602として2020年4月21日に出版済みである.また,カイラル磁性体に引っ張り力をかけることで2重ソリトン格子と呼ばれる新しい非線形磁気構造が生じることを見出した.これも当初予期しなかった成果である.この成果はG. W. Paterson, A. A. Tereshchenko, S. Nakayama, Y. Kousaka, J. Kishine, S. McVitie, A. S. Ovchinnikov, I. Proskurin, and Y. Togawa Phys. Rev. B 101, 184424として2020年5月21日に出版済みである.さらに希薄ソリトン格子の非線形応答の理論を完成させた.これも当初予期しなかったものである.この成果はJ. Kishine and A. S. Ovchinnikov, Phys. Rev. B 101, 184425として2020年5月22日に出版済みである.
|