2020 Fiscal Year Annual Research Report
Signaling mechanism for myelin maintenance
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17H03564
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
山内 淳司 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (20335483)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ミエリン / 脱ミエリン / 大脳白質変性症 / 恒常性 / 再ミエリン化 / オリゴデンドログリア細胞 / オリゴデンドロサイト / カプリゾン |
Outline of Annual Research Achievements |
2種類の遺伝子改変マウス作製方法を用いて、分子の役割を評価する インビトロ共培養システムで選定された分子の遺伝子改変マウスを作製することで、その役割を検討する。それには2種類の遺伝子改変方法(1)ミエリン特異的プロモーター制御下で、組織および時期特異的にCreERT2を発現させることで、標的分子のshRNAが転写誘導されるトランスジェニックマウス作成法(2)ゲノム編集によるノックアウト法を用いる。前者のマウス作製方法は、応募者独自の技術であり、既に予備的に成功している。マウスでミエリン再編の推定時期にCreERT2を誘導することで、ミエリン再編にどのように選出される分子が関与するのか検討できる。一方、ゲノム編集に関しても既に研究室への技術移管が達成されており、2種類のゲノム編集マウスの作製に成功している。ただし、ゲノム編集を用いた場合、ノックアウトされる分子の種類が限られる。それは、ゲノム編集マウスが完全ノックアウトマウスの部類に相当するためである。もし発生期のミエリン形成に関与する分子がノックアウトされると、それ以後におきるミエリン再編への分子の関与は判断できない。これらが今年度の研究目標であったが、標的遺伝子を複数単離しており、インビトロ(培養レベル)およびインビボ(マウスレベル)で有効性を確認している。 また、末梢神経断面の組織染色写真や電子顕微鏡写真を撮影することで、ミエリンを形態的に調べる。また、末梢神経の電気伝導速度を測定する機能アッセイも行い、遺伝子の有効性を総合的に判断した。以上、インビトロ、インビボ両面の研究から総合的にミエリン再編に関与する主要な分子を明らかにし、それが発生期のミエリン形成を司る分子経路と共通であるのか、独立したものなのか明らかにしている。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Rare Neurologic Disease-Associated Mutations of AIMP1 are Related with Inhibitory Neuronal Differentiation Which is Reversed by Ibuprofen2020
Author(s)
Yu Takeuchi, Marina Tanaka, Nanako Okura, Yasuyuki Fukui, Ko Noguchi, Yoshihiro Hayashi, Tomohiro Torii, Hiroaki Ooizumi, Katsuya Ohbuchi, Kazushige Mizoguchi, Yuki Miyamoto, and Junji Yamauchi
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Journal Title
Medicines
Volume: 7
Pages: 25
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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