2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of core collocation in garlic genetic resources through integrated omics analysis and its evaluation for functionality
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17H03766
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
執行 正義 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (40314827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 有司 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 客員研究員 (00415176)
山田 朋宏 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門, ユニット長 (50391412)
佐藤 修正 東北大学, 生命科学研究科, 准教授 (70370921)
小林 誠 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80225515)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ニンニク / オミクス統合解析 / 遺伝資源 / コアコレクション / SNP |
Outline of Annual Research Achievements |
遺伝資源の農業形質評価:計230品種・系統について,母球を2018 年10 月に野菜花き研究部門内試験圃場に定植し,2019年6 月に各系統を収穫後,地上部ならびに地下部の諸特性を調査した.その結果,遺伝資源がもつ形態および生殖に関する特性が明らかになり,優れた抽苔抵抗性,側球形成能や球肥大能をもつ系統がいくつか見出された. トランスクリプトーム解析:昨年度の37品種・系統の解析結果を受けて,新たに57品種・系統についてRNA-seqを行った.その結果,合計94品種・系統の系統樹を作成し,系統関係の情報を整備することができた. メタボロ―ム解析:新たに57品種・系統の葉身部について,昨年度と同様のメタボローム解析を行って検出強度から選択した約200種の代謝産物に関する定性・半定量分析データが得られ,昨年のデータを合わせて計158品種・系統に関するメタボロームデータを用いた情報解析を行った. 抗酸化・抗炎症・自然免疫賦活同時評価:ニンニク4品種・系統の側球部位,タマネギ1系統およびシャロット1系統の鱗葉球部位を用い,抗酸化作用,抗炎症作用ならびに自然免疫賦活作用を評価する試験を行って各材料の特性を明らかにすることができた. 血管収縮評価試験:ブタ冠動脈の正常収縮・異常収縮に対するサンプルの抑制作用に関する再評価を行い,再現性の確認を行った. 「オミクス統合データベースの構築,有用食品素材・医薬原料(健康機能性)&選抜指標(DNAマーカー,ケミカルマーカー)の開発」:全情報を共同利用可能な統合データベースに格納し,WEB経由での閲覧・検索・解析が実施できるようなネットワーク環境の整備を行った.また,ニンニク遺伝資源のオミクス統合解析から得られるアウトプットの解釈を進め,様々な表現形質や化学内容成分の変化と遺伝子の関係を考察し,健康機能性に優れたニンニク資源を見出した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)