2019 Fiscal Year Annual Research Report
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17H03792
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
饗場 浩文 名古屋大学, 創薬科学研究科, 教授 (60211687)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 寿命 / 分裂酵母 / 老化 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度には、分裂酵母を用いて新規な寿命因子を探索し、機能を明らかにするをことを計画していた。そのために、継続して大規模スクリーニングを実施し、予備的に少数の変異株の全ゲノム配列を決定したところ、1つの変異株に複数の変異が生じていることがわかった。、従って、同様の解析を進めても長寿命の原因変異の同定には時間を費やすことが予想されたので、研究実施計画を変更した。具体的には、取得した変異株について戻し交配を2度行い、得られた長寿命株(F2株)2株と、はじめに取得した変異株(F0株)1株のあわせて3株をシークエンスし、3株に共通する変異を抽出する方針に転換をした。その結果、新たに16変異株で原因遺伝子候補を抽出することができた。この中には、既知の寿命因子の変異も含まれており、ある程度スクリーニングが飽和していることが確認できた。この中から、新規な寿命遺伝子候補を3つ取りあげ、機能解析を開始している。 他方、申請者らが硫黄枯渇が寿命を延長することを見出した際に、同時にリボソームの低下が起こっていることを発見した。人為的にリボソームを低下させると寿命が延長することからリボソームの質的・量的変化が寿命を制御する可能性を考えた。そこで、リボソームのプロファイルを解析するために、超遠心機、ローター、ならびにショ糖密度勾配作製・分取機器を新たに導入し、ポリソーム解析法を導入した。現在までに概ね実験系が確立できたので今後、同手法を用いて各種寿命延長シグナル条件下におけるリボソームプロファイリングを解析する予定である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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