2018 Fiscal Year Annual Research Report
Search for novel functionalities of rice endosperm protein/bran protein and analysis of their mechanisms
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17H03816
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Research Institution | Niigata Institute of Technology |
Principal Investigator |
門脇 基二 新潟工科大学, 工学部, 教授 (90126029)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤村 忍 新潟大学, 自然科学系, 教授 (20282999)
久保田 真敏 新潟薬科大学, 応用生命科学部, 特任講師 (00595879)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 米タンパク質 / 生活習慣病 / 肥満 / ミネラル・骨代謝異常 / アレルギー |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は動物実験を担当する久保田博士の所属する新潟薬科大学での動物施設の利用が9月に不可能になってしまったため、研究成果はそれまでの成果となった。 I. 抗肥満作用の継続 前年度に食餌誘導性肥満モデルC57BL/6Jマウスを用いて、米胚乳タンパク質(REP)と米糠タンパク質(RBP)により、肥満の進行に対する抑制作用が認められたことから、以下の実験に取り組んだ。つまり、さらにREPの中の有効成分を明らかにすべく、コレステロール低下作用の場合の有効成分と推定されているalpha-グロブリン画分を目標に定め、REPをalpha-グロブリンを高度に含む画分とほとんど含まない画分とに分け、マウスでの成長試験を実施した。その結果、予想に反してalpha-グロブリンを含まない画分に体重抑制作用、脂肪重量の抑制作用が認められた。つまり、有効成分はalpha-グロブリン以外の画分に存在することが推定された。 II. 抗アレルギー作用 10月以降に実験を予定していたため、動物実験施設が使用できなくなったために、この抗アレルギー作用に関する実験は、平成31年度に延期して実施することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
動物実験を実施する担当者の所属する新潟薬科大学で、9月に動物飼育施設の利用規則の改正により、使用不能になってしまった。そのため、10月以降に予定していたアレルギー抑制作用に関するマウス実験が実施できずに終わってしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
動物実験の担当者が2019年4月から新しい研究機関である新潟工科大学に移動するため、そこでの動物実験施設を整備して、マウスのアレルギー実験を再開する。
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Research Products
(2 results)