2018 Fiscal Year Annual Research Report
Antigenic variation can change T cell immunity in malaria?
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17H04072
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
平山 謙二 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60189868)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水上 修作 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (00508971)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | マラリア / 次世代シークエンシング / HLA |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度、ケニアの長崎大学熱研研究拠点において収集されたマラリア患者(症候性および無症候性)300例についてDNAサンプルを準備し、HLAおよびマラリア抗原遺伝子の多型解析のプロトコールが完了次第、DNA配列解析を行う計画で今年度の研究を開始した。すでに準備の完了したマラリア患者サンプル84例を解析の対象とした。年度終了までにHLAおよびマラリア遺伝子解析の一部が完了した。 マラリアワクチン候補抗原遺伝子17種(増幅領域29種)、および抗マラリア薬耐性候補遺伝子5種(増幅領域8種)、および宿主要因探索のためのHLAを中心とした免疫関連候補遺伝子28種(増幅領域73種)のそれぞれについて、データベース上に登録されている塩基配列からプライマーセットを作成し使用した。マラリア抗原遺伝子については17種のうち11種の遺伝子について解析条件が確定し、SNP解析が可能であることが確認された。HLA遺伝子群については、6種のHLAクラス1およびクラス2遺伝子の増幅を行い、入手可能な解析用のソフトウェアを6種用意して解析を行ったが、4桁のアレルが決定できたのはクラス1のみで、クラス2についてさらなる条件設定とソフトウェアの探索が必要であることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
フィルター紙での採血によるDNAを使用したPCRおよびNGSの条件決めが順調に進んでいる。HLAクラス2遺伝子のアレルタイピングが遅れているが、最終年度には条件が決まり、目的とする症候性および無症候性の患者での抗原多型とHLAとの関連についての解析が完了できると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
すでにDNAサンプルの収集は完了しているので、解析方法が確定後、多型解析に入ることが出来ると思われる。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] High IgG1 Malaria Antibodies level in Children is a Possible Risk Factor of Blackwater Fever:A Case-Control Study2018
Author(s)
Joseph M Bodi, Celestin N Nsibu, Roland L Longenge, Michel N Aloni, Pierre Z Akilimali, Pierre M Tshibassu, Patric K Kayembe, Ahmeddin H Omar, Kenji Hirayama, Jan Verhaegen, Aime Lumaka, Prosper T Lukusa
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Journal Title
Pediatrics & Health Research
Volume: 3
Pages: 1-7
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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