2019 Fiscal Year Annual Research Report
電子カルテにネストされた実践的臨床試験:システム開発から実証臨床試験実施の研究
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17H04122
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
古川 壽亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 範雄 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20464563)
川上 浩司 京都大学, 医学研究科, 教授 (70422318)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 電子カルテ / 臨床試験 / リチウム血中濃度 |
Outline of Annual Research Achievements |
電子カルテ統合システム上で、ポイントオブケアで同意取得、無作為割付け、アウトカム収集を行うユーザーインターフェースを開発し、医師は日常臨床で自病院の電子カルテを操作しているだけで、臨床試験の候補患者があれば、メニューがポップアップして適格性の確認、同意取得、無作為割り付けへと進むことが出来るようになった後、このシステムを利用した実証臨床試験を2018年11月より開始した。血中濃度測定のリマインダーを出す群と、従来通りでリマインダーがない群で、1年半後に有効血中濃度を達成する者の比率を比較する。この臨床試験は、京都大学医学研究科の医の倫理委員会と公立豊岡病院の倫理委員会で承認をされている。
2019年度は引き続きエントリーを継続し、2020年3月31日に合計組み入れ人数112名で組み入れを完了した。当初予定のサンプルサイズをほぼ集積できた。うち、割り付け人数は104名だが、まだ若干名割り付け完了していない対象者もおりますので、あと約4ヶ月の間に割付人数が数名増えると予想している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度は引き続きエントリーを継続し、2020年3月31日に合計組み入れ人数112名で組み入れを完了した。当初予定のサンプルサイズをほぼ集積できた。うち、割り付け人数は104名だが、まだ若干名割り付け完了していない対象者もおりますので、あと約4ヶ月の間に割付人数が数名増えると予想している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き割付は行ったのち、これから1ヶ月半は電子カルテからの支持に従って、リマインダー出す群と出さない群で、介入を継続し、1年半後からアウトカムを測定しはじめる予定である。
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