2019 Fiscal Year Annual Research Report
Neural basis of subjective and objective well- and ill-being in mood disorders
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17H04244
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
笠井 清登 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80322056)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 気分障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
気分障害患者(N=93)に関して、自覚的指標と他覚的指標をZ値化した上で乖離を計算して自覚的指標有意群と他覚的指標有意群に二分し、安静時機能的MRI(rs-fMRI)解析を行った。その結果、自覚的指標有意群において両側の前頭極と楔前部の機能的結合性(FC)の増強を認め、自覚的イルビーイングの脳神経基盤を示唆する結果と考えられた。 大うつ病性障害(MDD)の患者に関して、全頭型プローブNIRS装置を用いて測定したRSFCを、HAMD得点が8点以上だった16名に絞って検討したところ、健常群と比べMDD群では認知制御ネットワークの一部と考えられる左前頭前皮質背外側部―頭頂葉間のRSFC低下がより顕著であり、HAMD得点は同部位のRSFCと負に相関した。これは同部位のRSFCが他覚的イルビーイングに関連していることを示唆する所見である。 気分障害患者344 名を対象として、WHO-QOL26を用いて測定した主観的ウェルビーングと認知機能の関係について調査した。結果として、病前の機能を反映するとされるJART-IQ、検査時点の機能を反映するとされるWAIS-IQ、 および両者の差分得点は、主観的QOL と相関した。このことから、認知機能が自覚的なウェルビーングの形成に関与している可能性が示唆された。 うつ病22名、双極性障害20名、健常者49名のMRI(右前部島皮質体積)・NIRSデータ(右背外側前頭前皮質血流賦活)を用いて、判別分析を施行した。76%の正診率であり、単独データ使用時より確度が高まった。多施設の疾患横断MRI DTIデータを解析した(N=2937)。統合失調症、双極性障害、自閉スペクトラム症で共通して、脳梁体にFA低下、MD/RD増加を認め、統合失調症にのみ、新皮質同士をつなぐ領域にMD/AD/RD増加を認めた。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Resting-state EEG beta band power predicts quality of life outcomes in patients with depressive disorders: A longitudinal investigation2020
Author(s)
Koshiyama D, Kirihara K, Usui K, Tada M, Fujioka M, Morita S, Kawakami S, Yamagishi M, Sakurada H, Sakakibara E, Satomura Y, Okada N, Kondo S, Araki T, Jinde S, Kasai K
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Journal Title
J Affect Disord
Volume: 265
Pages: 416-422
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Brain morphological and functional features in cognitive subgroups of schizophrenia2020
Author(s)
Yasuda Y, Okada N, Nemoto K, Fukunaga M, Yamamori H, Ohi K, Koshiyama D, Kudo N, Shiino T, Morita S, Morita K, Azechi H, Fujimoto M, Miura K, Watanabe Y, Kasai K, Hashimoto R
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Journal Title
Psychiatry Clin Neurosci
Volume: 74
Pages: 191-203
DOI
Peer Reviewed
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