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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Development of night-shift adaptation method to nurse's life

Research Project

Project/Area Number 17H04430
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

若村 智子  京都大学, 医学研究科, 教授 (40240452)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 米浪 直子  京都女子大学, 家政学部, 准教授 (70291979)
山口 曜子  京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (50381918)
西村 舞琴  京都光華女子大学, 健康科学部, 助教 (30757183)
吉田 祐子  北海道大学, 保健科学研究院, 助教 (10646805)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords交代制勤務 / 光 / 衣服
Outline of Annual Research Achievements

本研究は交付体制勤務を看護師が健康的に行うための簡便で実践可能な生活方法(食事、休憩のタイミングや夜勤の適切な服装)を、交代制勤務の経験がある看護師の視点で明らかにすることが目的である。平成30年度は、2つの実験を行った。一つ目は、着圧衣服の着用の有無が模擬夜勤中のパフォーマンスに影響を与えるかどうかを検証した。1条件2泊3日の実験を行った。健康な成人男性26人を対象に、着圧衣服の有無を条件に0時から8時までの模擬夜勤を行い、数種類の認知パフォーマンステストと心拍変動を測定した。一方は、夜間に短い波長である青色光が健康を害するという報告が多い。そのことを受けて、日中の青色光の影響を観察する実験を行った。被験者は健康な成人男性15名で、2泊3日の滞在中の直腸温と、心拍を測定した。10時から18時までに青色光(照度:1020 lx、推定放射照度:452μW/cm2、メラノピック値:357μW/cm2)とその対照として赤色光下(照度:1030 lx、推定放射照度:507μW/cm2、メラノピック値:4μW/cm2)で生活した。18時以降は1時間おきに唾液中メラトニンと、覚醒に関する質問紙調査を、0時からの睡眠開始までデータを収集した。コンスタントルーティン法ではない、夜間に睡眠をとるリアルライフを模した実験デザインのため、得られた直腸温をモデル化した式に投入し、最低値と、最低値出現時刻を算出した。その結果、青色光のほうが、赤色光に比べて、位相の有意な前進を認めた。昼間の青色光は、私たちの体内時計の維持に重要な役割を持っている可能性がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

着圧実験については、データ収集が終了し、解析を行っている。夜勤のパフォーマンスに関して一部を学会で報告するために準備中である。着圧衣服については、衣服圧の適切な設定について問題が明らかになったために、適切な衣服素材の検討を行っている。日中の波長の異なる光が概日リズムに及ぼす影響を明らかにする実験の直腸温変化はメインの解析が終了しており、学会で報告するための準備中である。さらに妥当な最低値推定のための、予測モデル式への適応を行っている。測定キットの輸入が遅れたために、メラトニンは、2019年度の予算で解析を行う予定である。

Strategy for Future Research Activity

2019年度は、着圧衣服の適切な衣服圧についての検討をするほか、夜勤中の衣服の研究を計画する。また、食事のタイミングに関する研究を行う前に、食事量や水分量を一定にした上での尿生成に関する研究を予備実験として計画する。そのための倫理委員会用の資料を作成する。

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Published: 2019-12-27  

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