2017 Fiscal Year Annual Research Report
The Study of Gender Based Medicine to Maintain the Healthy Life of Elderly
Project/Area Number |
17H04500
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
林 登志雄 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (80303634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
葛谷 雅文 名古屋大学, 未来社会創造機構(医), 教授 (10283441)
渡邉 裕司 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50262803)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 後期高齢女性 / 閉経後女性 / ホルモン補充療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究初年度として本邦(名古屋大学)を始め、各国大学倫理委員会にコホート研究の継続を前提とした研究内容を申請した。当初計画よりやや遅延気味ではあるが概ね達成されつつある。即ち、中国・雲南省昆明、四川省成都地域及び韓国・ソウル及び近各々の近郊の長寿地区を検討、特定し、対象者より研究への協力を順次依頼をしている。米国,イタリアでも研究地の特定,内容の承認を目指している。自立後期高齢女性を対象とし、計600名程度を目標に協力者を確保しつつある。 I)初回、被験者の各種調査内容を認可研究費の元に再度検討し初回は、長寿者を含む後期高齢症例に以下を診る方向とした。問診等1) HRT(ホルモン補充療法,漢方薬や一部骨粗鬆症薬での治療も参考調査する)及び各生活習慣病治療状況(種類,服薬内容,期間) 2)病名,合併症,悪性腫瘍,血栓性疾患,精神疾患(含認知症)の家族歴 3)上記1)以外の併存疾患治療内容 4)QOLの希望,living will 5)ADL等高齢者総合機能評価。II)診察,採血等は基礎指標値として 1)身長,体重,腹囲,血圧,血液脂質値等の生化学検査値,2)高感度エストロゲン血中濃度。各国の血液生化学検査値は本邦検査機関との2重測定で信頼度確認済。SNPと一部検査(NOx等)は中国以外は申請者が収集し集中解析する。感染症(HCV,HIV,梅毒等)は本人同意を確認の上、施行することとし、中国は血液等の海外搬送を認めておらずキットでの現地測定につき関連機関に許可を申請している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該研究は海外を含むコホート研究として2011年より継続するものであるが、今回中国での第6-7年度、3回目の検討を計画しているが、申請、許可には、他国と異なり前回以上の時間を要しているため。米国,イタリアは今回が初めての調査になるためいわゆる、海外連携研究者との調整に時間がかかっっているためと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
基本的には当初申請計画を踏まえ、6カ国の後期高齢女性での検討を目指し、努力していきたい。第2年度、米国、イタリアの新規対象者選定に関しては今後のコホート継続性を重視してあらかじめ地区を選定して選定したい。従来の中国、韓国地区ではできるだけ対象者の検査漏れがないように、継続調査が続けられるように連絡を密にしていきたい。
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Research Products
(9 results)